シンプルなディティールと温かみが魅力の無印良品のインテリア雑貨や家具。今回は、そんな無印良品の家具を主に取り入れ、築年数が経った和室付きの賃貸物件を明るくナチュラルな空間にしている実例をご紹介します。居心地のよい部屋作りに、ぜひ参考にしてみてください。
無印良品の家具とグリーンで作るナチュラルインテリア
ナチュラルなテイストの家具に、雑貨や器、家電などが飾るように並べられているリビング。Umiさんが暮らす築34年の賃貸物件、和室がひとつある約42平米、1LDKの一角です。以前は同じぐらいの広さの2DKに住んでいましたが、より使いやすい間取りや日当たりがよく、ハザードマップでリスクの少ないエリアに住もうと、この部屋に引っ越し。前の部屋から大切にしてきた家具をそのまま活かし「グリーン×ナチュラル×無印良品」をテーマにしたナチュラルインテリアを楽しんでいます。
お気に入りのグリーンとカフェコーナーを眺めるダイニング
日当たりのよいダイニングは、パキラをはじめとした観葉植物が目を引くポイント。プランターラックの上に置くことで、小さめの鉢もテーブルの陰にならず、部屋のどこからでも目に入ります。
テーブルには、以前無印良品で販売されていたデスクを使用。その上にもガラスのフラワーベースに草花を飾りながら、ゆったりと食事がとれるようにしています。
壁際には、カフェコーナーを設置。無印良品のパイン材ユニットシェルフの上に、デロンギのエスプレッソマシンやカリタのドリップポットなどをセット。その上のかご型の壁掛け収納にカップを置いたり、ドリッパーを吊るしたり。ほかにもフィルターや雑貨などを飾って楽しい雰囲気に。隣の天然木のオープン棚には、温かみのあるティーポットやカップなどを並べて、お気に入りばかりを眺められるようにしています。
ちなみに、無印良品のやわらかポリエチレンケースにはIWAKIなどの保存容器を収納。ソフトな質感のケースなので、傷や割れの心配がなく重宝しているそう。
シンプルにまとめた、ソファチェアでくつろぐリビング
ダイニングに隣り合うリビングは、ホワイトやベージュのアイテムを集めてシンプルに。壁際にテレビボードと本棚を置き、ラグやチェアでくつろげるスペースにしています。
無印良品のリビングでもダイニングでもつかえるシリーズのソファチェアは、その名のとおりソファのようにゆったりと座れるアイテム。横には同じく無印良品のスチールトレースタンド(廃盤品)をサイドテーブルにしていて、お茶や本などを置いてリラックスタイムを過ごせる場所になっています。
ダイニングとリビングの中間あたりには、無印良品でまとめた小さなワークスペースも。6年ほど使って色合いが濃く変化したパイン材デスクに、ワークチェアを合わせています。パソコンの横にはMDF小物収納の1段と6段を傘ね、文房具や小さなメモ帳、電卓などを収納。必要なものをサッと手に取って作業できます。
キッチンは浮かせる収納で使いやすく
キッチンでは、たくさんのキッチンツールを吊るす収納に。換気扇にフックで小鍋やまな板などを掛け、その横では吊戸棚に設置できるキッチンツールハンガーも使い、ステンレスのお玉やトングなどを掛けています。
白い壁に馴染む、突っ張り式のSPLUCEのスリムポールラックも、調味料を置くだけではなく下や横にものを掛け、浮かせる収納ができるアイテム。
ワンアクションでツールを手に取り、スムーズに調理ができる機能的なキッチンです。
大きな家具を置かない、余白のある寝室
和室は寝室です。ベッドフレームを使わずに、湿気対策のすのこの上にマットレスを置いています。その横にはコの字型家具に、小さめの観葉植物を集めました。背が高い家具がないので、窓からの光が遮られることもなく、明るく清々しい雰囲気に。
ベッドの足元には、無印良品のラバー材コートスタンドや軽量チェア(廃盤品)を並べています。明るい木の色に、イエローやブルー系のバッグがアクセントになり、北欧らしさが感じられるコーナーができています。
ちなみに、服はすべて押入れの中の収納ケースやハンガーラックに収めているので、大きな収納家具がないすっきりとした空間にできています。
背伸びをしない、自分らしく心地よい暮らし
長く愛用してきた無印良品の家具を活かした身の丈に合った暮らしを楽しんでいて、今の部屋もとても気に入っているというUmiさん。みなさんも参考にして、自分らしい部屋作りを楽しんでみてください。