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[9/30〜10/6の運勢]10月1週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のさそり座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

表と裏がひっくりかえる

今週のさそり座は、世俗的かつ近代的な自分がスーッと後退していくような星回り。

『ふるさとに時間の止めている野菊』(津沢マサ子)という句のごとし。

「時間をとめている野菊」は、若かりし頃の思い出の場所とまさしく同じ場所で、思い出のままに咲いているのに対し、作者のほうはすっかり歳を取って変わってしまったし、たえず動き続ける慌ただしい毎日を送っている。そのあまりの対照的な食い違いぶりに、思わず口先や筆先から言葉がついて出て、それが句になっていったのだとも言えます。

あなたもまた、そんな裏の自分と表の自分とがどこかで逆転していくような瞬間がふいに訪れてくるはず。

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今週のいて座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

量子もつれ的交わり

今週のいて座は、一般的にはカテゴライズできない関わり合いへとますます舵を切っていくような星回り。

メルロ=ポンティが諸関係の集合としての身体性について論じた『見えるものと見えないもの』の「絡み合い」の章で強調しているように、われわれは触れるという行為のなかで必ずや触れられているのであり、われわれはある意味で、働きかけられることなしに働きかけることはできません。

そのつど移りゆく動的な変化のなかで、比較的安定して見える面を「友人」や「恋人」などと呼んだりするだけで、逆に言えばそうした一般的な呼称にとらわれない関わりのほうが、よほど豊かなのではないでしょうか。

あなたもまた、安定した関係性の名称からは見えてこないような領域での「もつれあい」や「絡み合い」へと振れていきやすいでしょう。

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今週のやぎ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

現実の再構成

今週のやぎ座は、できうる限りの「小さな世間」から再出発していこうとするような星回り。

『女湯もひとりの音の山の秋』(皆吉爽雨)という句のごとし。

一人の静けさに浸る女体を脳裏に描きつつも、浴場にかそけく反響していく音が、かえってその後に訪れる静寂を深めていく。秋冷えの山の静寂は、深い霧や虫の音を伴って温泉宿をふかく包み込んでおり、その中でじっとしているとまるでこの浴場だけが世界のすべてであるかのような錯覚に陥ってしまいそうです。

あなたもまた、そうした弱い出会いやかそけき縁にこそ敏感になっていくといいでしょう。

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