isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。
2024年下半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡
今週のおひつじ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
欠如態と自己愛と
今週のおひつじ座は、失くしてから初めて何か誰かの大切さに気づいていくような星回り。
今週のおひつじ座は、シングル曲『会いたくて会いたくて』で「会いたくて震える」西野カナのごとし。
もちろん「君」を失っても普通に考えればきちんと食事と睡眠をとっていれば死ぬことはないはずですが、西野の場合、「私」と「君」とが分離不可能な関係性を取り結んでいて、そうした「共に生きているのが当り前」と感じられるような癒合的な共同性が欠けてしまった状態(欠如態)を改めて認識させられ、そのあまりの痛みの鋭さや傷の深さに自分でもゾッとしているのだとも言えるのではないでしょうか。
あなたもまた、どうせ震えるなら脅迫的なまでの西野的「震え」を発していくべし。
今週のおうし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
ほわほわした沈黙
今週のおうし座は、余計な言葉がますますそぎ落とされていくような星回り。
『彼一語我一語秋深みかも』(高浜虚子)という句のごとし。
まるで秋という季節の深まりが、そのまま2人の長い友情や共にしてきた年月の厚みを反映しているかのようでもあり、もはや互いの「一語」があればすべて事足りるのだと言わんばかりです。
あなたもまた、今こそ深めるべき沈黙を肌で感じとっていきたいところです。
今週のふたご座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
月の光にみちびかれ
今週のふたご座は、計数的な時間ではなく手触りのある出来事によって自分なりの生活リズムを整えていこうとするような星回り。
ケニアのカンバ族出身のジョン・S.ムビティの『アフリカの宗教と哲学』によると、アフリカ人の時間観念というのは、西洋人の直線的で、無期限の過去と、現在と、無限の未来といった時間観念とはまったく異なるそう。
数カ月を超えた彼方の未来というのは伝統的なアフリカ人にとって「存在しない」のであり、したがって遠い未来のために計画したり空中楼閣を築くこともなければ、そこから不安を引き出し、心身をこわばらせることもないわけです。
あなたもまた、できるだけなまなましく存在する「現実の時間」を生きられるよう、自身の使う暦を見直してみるといいかも知れません。