今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
自分をラクにするために
今週のみずがめ座は、生きづらさを少しでもラクにしてくれる実践に集中していこうとするような星回り。
「新型うつ」と呼ばれる従来とは異なる患者の出現を論じた片田珠美『一億総うつ社会』が刊行されたのは2011年のことでしたが、コロナ禍を経た2024年現在においても、うつ病・うつ状態に関する限り需要と供給がきわめてアンバランスな状況がいまだに続いているように思われます。
坂口恭平は『躁鬱大学―気分の波で悩んでいるのは、あなただけではありません―』という本の中で、実践的な躁鬱への対処法を伝えており、うつ病への移行の兆候である「窮屈」や「疲れ」に対して、もっとも効果があるのは「心臓と肺の観察・処置」であるという指摘はまさに“コロンブスの卵”と言えます。
あなたもまた、そんな風穴をまずは自分の中に開けてみるべし。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
穴とユーモア
今週のうお座は、ユーモラスな存在へいたる自然な道すじを遠望していこうとするような星回り。
『老人端座せり秋晴をあけ放ち』(久米三汀)という句のごとし。秋晴れの日、家の窓や障子をすべてあけ放って、老人がひとり背筋をのばして端然と座っている。それだけと言えばそれだけの句ですが、この老いた男の様子にはどこか説得力があります。
したがって、読者の側としても真面目にこの光景にうなづき、男の後ろ姿を受け入れていこうとする訳ですが、だんだんなんだか滑稽味を覚えて笑えてくるはず。
あなたもまた、憧れの人物やキャラクターの佇まいを思い浮かべつつ、そのゆるさや滑稽味をこそ参考にしていくといいでしょう。
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