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「気持ちよすぎて昇天…!」一生に一度は泊まりたい極上の温泉宿1泊2日レポ

【風呂】客室の露天風呂や源泉掛け流しの大浴場で、1日の疲れを癒す

広々とした客室の露天風呂で、心も体も解放される

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満腹で部屋に戻ったら、のんびりお風呂の時間を楽しみます。客室の露天風呂で静かに過ごすのも、大浴場でくつろぐのも、どちらも贅沢なひとときです。

露天風呂は夜になると、昼間とは全く違ったムーディーな雰囲気に。引き戸を閉めていても外の風が感じられ、とても心地よいです。湯船の傍には、濡れたまま上がれるマットが用意されており、温泉で温まったらマットに上がって外気浴。入っては出てを繰り返し、いつまでも楽しんでいたくなります。

奥飛騨の自然をモチーフにした大浴場

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せっかくなので、ぜひ大浴場にも足を運びたいところです。内風呂は、源泉かけ流しの「あつ湯」とじっくり浸かれる「ぬる湯」を用意。2種類の浴槽で、ゆったりと交互浴を楽しめます。天井の照明は、雪の降る様子をイメージしているそうです。

泉質は中性で、メタケイ酸とメタホウ酸を多く含んだお湯です。肌をしっとり保湿する効果があるだけでなく、体内の血行を促進し、代謝を活性化する効果もあるので、疲労回復にも期待できます。

photo:界 奥飛騨
photo:界 奥飛騨

露天風呂は、奥飛騨の豪雪地帯で冬になるとよく見られる、雪の回廊をモチーフにしたデザイン。見上げると、まるで額縁に囲まれたような空を見ることができます。天気のよい日には満天の星空が頭上に広がり、奥飛騨の心地よい空気をいっぱいに吸い込みながら、体も心もしっかり癒されます。

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お風呂上がりは「湯上がり処」でクールダウン。テーブルや飛騨産業の椅子の奥には、寝転びながらくつろげる畳のスペースもあります。自由にいただけるオリジナルドリンクや、アイスキャンディーを楽しめるのも嬉しいポイント。湯上がり処まで存分に楽しんだ後は、あとは心地よく眠るだけです。

【朝食】朝からごはんが進む、地域の伝統料理を堪能

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朝食は、飛騨らしさを感じる食材を味わえる3つのお膳から構成されます。まず運ばれてきたのは、ドレッシングを自分で作って食べるサラダ膳。黒胡麻と、飛騨では「あぶらえ」として親しまれているえごまのドレッシングを作ります。2種類のごまをすり棒でよくすってから、ゆず味噌ドレッシングを加えたら完成です。自身で作ったドレッシングは豊かなごまの香りが立ち、より一層おいしく感じられます。

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続いては、5種の干し野菜(なす、かぼちゃ、にんじん、寒干し大根、赤大根)を入れた味噌鍋。奥飛騨に伝わる、干し野菜や漬物を保存食で食べる習慣から着想を得たメニューです。干し野菜には旨みがギュッと凝縮され、味噌鍋に入れると出汁の役割を果たします。

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続いて提供されるお膳には、地域の郷土料理をはじめとした一口サイズのおかずや自家製の豆腐などが並びます。おかずはどれもごはんが進むラインナップ。せいろの中に入ったきびの朴葉蒸しや、焼き魚など朝からしっかりとした満足感をもたらしてくれます。

飛騨の伝統工芸を自ら体感できる「飛騨の匠体験」

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界では、日本の各地域の伝統工芸や芸能、食を自ら体験できる「ご当地楽」というおもてなしがあります。
今回、飛騨の木工技術を体験できるご当地楽「飛騨の匠体験」に参加。「界 奥飛騨」の宿泊客であれば、チェックイン後の予約で誰でも参加できます。

「界 奥飛騨」では、実際に木を曲げて、風呂敷を結んで使う曲木のバッグハンドルを作ります。スタッフの方が飛騨の匠の起源や歴史を解説しながら作り方を丁寧にレクチャーしてくれるので、初めてでも安心ですよ。

photo:界 奥飛騨
photo:界 奥飛騨

一晩お湯につけて柔らかくした木に少しずつ力を加え、道具を使いながら曲げていきます。折れないように気をつけつつ、しっかり力を加えないと曲がりません。ここで使う木の厚さは3mmですが、実際の飛騨の匠はこれよりも数センチ、数十センチも厚い木を曲げているそうです。自分が体験することで、飛騨の匠の技術の高さをより実感します。

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曲げた木を電子レンジで加熱し、水分を乾燥させ、風呂敷を結びつければ風呂敷バッグの完成。この風呂敷は全国の界シリーズのアメニティになっています。木の香りに癒されながら飛騨の伝統技術を体験できる、貴重な時間でした。

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