今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
補償作用を促していく
今週のみずがめ座は、みずからの稚拙さや大人げなさをある種の他人事として語っていこうとするような星回り。
村上春樹は『若い読者のための短編小説案内』のなかで、作家の丸谷才一について「反私小説的である」と言及した上で、その作品の特徴について述べています。
ゼロから登場人物をつくって、それを“お話”のなかで生き生きと動かしてみせることで、それを語っている作者自身にある種の違和効果をもたらそうとしている訳です。
あなたもまた、ある種の「語り」を通して自分自身のネガティブな側面にまつわる現実と直面していくための努力をしてみるといいでしょう。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
ひたすらもくもくと
今週のうお座は、冷たい世界の只中で黙々とおのれの務めを果たしていこうとするような星回り。
『教会のつめたき椅子を拭く仕事』(田中裕明)という句のごとし。もしかしたら、「椅子を拭く仕事」というのは上から納期や方法論が規定されたタスクや賃金が発生するような仕事ではなく、ボランティア的に行われる奉仕に近いものなのかも知れません。
外気も冷たく、床も冷たく、椅子も冷たい。どこまでも冷たさが広がっていく世界の中で、しかし世界がある限りこうした奉仕は誰かの手によってひたすらもくもくと果たされていくのでしょう。
あなたもまた、そうした永遠に続くとも思われる「奉仕」の行の連鎖に、改めてみずからを投じていくことがテーマとなっていきそうです。
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