サステナビリティにこだわりぬいた料理の数々
シックスセンシズの料理に対する考え方は、天然由来であること、地元で持続可能な栽培法で作られた食材を使うこと。そこに日本古来の暦を取り入れています。
「オールデイダイニング Sekki(節気)」では、二十四節気に合わせたメニューを提供。地元の生産者と連携し、野菜を中心に旬の素材の持ち味を生かした料理に仕上げます。肉や魚介類も厳選したものを無駄なく使い、調理方法にもサステナビリティへの配慮を忘れません。グルテンフリーやヴィーガンにも対応可能です。
「Café Sekki(カフェ 節気)」では、香り高いコーヒーやクラフト紅茶のほかに、自家製コンブチャやスロージュース(コールドプレスジュース)など、幅広いドリンクメニューがあります。すすめられたのは、「Rocket fuel」とよばれるドリンク(試飲無料)で、野菜、果物、ハーブ、スパイスを漬け込んだもの。なかなかクセがありますが、ぐいっと飲み干すと体がぽかぽかしてきました。
伝統的な発酵法で作られたパンやスイーツは、カフェで食べてもお部屋で食べてもOK。
ランチやディナーのコース、そしてアフタヌーンティーは二十四節気に合わせて2週間ごとに変わります。和洋の調理法を取り混ぜたオリジナル料理で、地場野菜に酒粕などの発酵食品を用いたり、昔ながらの製法で作られた調味料を用いたり、体によい料理を堪能できます。
グルテンフリーのアフタヌーンティーに大満足
グルテンフリーに加えて、精製した砂糖を使わないシュガーフリーといううれしいアフタヌーンティーです。訪れた時は立冬のメニュー(2024年11月7日~11月21日/6900円・税サ込)でした。セイボリーは、「杉玉の酒粕リゾット」「かんぱちの蕪寿司」「かぼす窯 蟹の酢の物」「鴨のコンフィの醤油麹焼き」。「スコーン」は白みそとさつまいもの2種類に、りんごジャムと甘酒クリームでいただきます。おいしくて体にやさしいメニューです。
スイーツは、「栗きんとん」には和三盆のメレンゲ、「大福」の中のぶどうは長野パープル、大きな黒豆が入った「スフレチーズケーキ」、ふわりと吟醸香が香る「酒粕フィグサンド」、さらに京菓子の老舗「亀屋良長」の上生菓子がつく贅沢なもの。
ドリンクは緑茶、ほうじ茶、紅茶、ハーブティー、コーヒーがフリーで飲めます。お茶は客室で飲めるのと同じ「◯間」のティーアーティストがブレンドした、「シックスセンシズ 京都」オリジナルです。
中庭に設置されたテラスでも料理をいただくことができます。
食事のあとは、ゆるやかな坂をせせらぎが流れ、木々が季節の色に変わる中庭を散歩してみては。
■Café Sekki(かふぇ せっき)
・営業時間: 7~18時
・TEL:075-531-0732(直通)
■オールデイダイニング Sekki(おーるでいだいにんぐ せっき)
・営業時間:朝食 7~10時30分、ランチ12時~14時30分、ティー15時~17時30分、ディナー 18~22時
・TEL:075-531-0732(直通)
楽しみながらサステナビリティを実感するワークショップ
天然の蜜蝋
「アースラボ」では、シックセンシズのサステナビリティに関する活動の紹介と持続可能な取り組みを学ぶことができます。また、宿泊者を対象にした無料のワークショップは、エコやサステナビリティをテーマにした有意義な内容です。
蜜蝋ラップ
プリント柄の端切れに蜜蝋を塗ってラップの代わりになる蜜蝋ラップを作りました。洗えば何度も使えるので、使い捨てしなくてもいいのがエコですね。ほかにも、廃棄する紙を再生する和紙作りや、風呂敷の包み方を学ぶワークショップなどもあります。
「アルケミーバー」では、自家農園で栽培されたハーブと天然由来の材料を使ったワークショップが開かれています。たくさんの薬草やハーブが並んでいて、ここにいるだけで自然の香りに癒やされます。
ワークショップのプログラムは、保湿バームやスクラブ、麹を加えたハーバルボールなど、持ち帰って日々の美容や癒やしに使えるものばかりです。宿泊者向けの無料のものと、スパプログラムに含まれるものがあります。