「自分たちが気に入り、長く愛用できるものを大切にしていきたいと思っています。自分が住んでいて居心地が良いか、ときめくか、他のアイテムと並んでいる時に我が家にフィットするか、そう思うものを考えて選ぶようにしています」
「統一感は意識しすぎずに、時間をかけてでも吟味して、納得いくものを我が家に迎え入れることを大切にしています。例えばダイニングテーブルは理想のデザインのものを数年かけて探し、購入しています」
家族や友人と食卓を囲むヴィンテージのダイニングテーブル。
「吉祥寺にあるヴィンテージショップ『TRANSISTA』で購入しました。丸テーブルに憧れもあり、辛抱強く探したものです。定期的にお手入れもしながら我が家の中心となる存在になっています」
ダイニングテーブルとセットで使われているチェアも思い入れがあり、大切に使っていきたいインテリア。「CARL HANSEN & SONのYチェアは、昔、主人にプレゼントしてもらったものです」
「まだお付き合いしている時にお誕生日にもらいました。一緒に年を重ね、経年変化とともに自分の子供や孫の世代まで引き継がれる椅子にしていきたいと思い、大切に使っています」
「主人が購入した、J.L.Mollersのヴィンテージのチェアともペーパーコードで統一感もあり座り心地も抜群で、おうちにいるときは私の定位置となっています」
お部屋の中では、まだ手が付けられていないものも多いと話すmarieさん。
リビングの収納棚やテレビボードなどは1人暮らしのときから使い続けているものもありますが、焦らず少しずつ買い替えていこうとされていました。
気分に合わせて選べる選択肢をもつ
大型のインテリアに大して、毎日のように使う小物や器は、選べる選択肢を用意して使い分けられています。
「毎日使うキッチンでは、好きな作家さんの器から料理や気分に合わせて好きな色やデザインのものを選んで使っています」
なかでもお気に入りは、宮城正幸さんのもの。「沖縄の作家さんの器で。シンプルでありながらも使いやすく、料理が格段に美味しく見えます」
「キラキラした釉薬の奥行きにも目を奪われてしまうのですが、タフなところも好きでガシガシ使っても丈夫です。とても人気の作家さんのため都内で買える際は足を運んで少しづつ集めています」
カップには、SNSや好きなコーヒー屋さんで知ったというDAISAKさんの作品がたくさんありました。
「ポップさに惹かれました。ちょっとユーモアもあって、遊び心があるのに自分としてはときめきがありましたね」
キッチン以外では、玄関にも日々選ぶ楽しみがありました。「Aesop(イソップ)のフレグランスを玄関のカウンターに並べて、出かける前、その日の気分に合わせて使っています。ちょっとした気分の切り替えになって楽しめますよ」
リビングにも香りものがたくさん置かれていました。ちょっとしたタイミングに切り替えができる機会が多くあると楽しみも増えますね。