太麺が美しく盛られていてまるでアート
野川麺業のそばを使用した太めの麺は、もちもちとした食感が特徴。そば粉本来の香りやのどごし、食感を最大限に引き出すため、気温や湿度に応じて日々製法を調整しています。
トウガラシをベースにした辛味調味料は、鴨肉の味変に。そばのシックな雰囲気を引き立てる色味やフォルムの陶器にもこだわっています。
ずらりと並べてみると圧巻! 味変が何通りもできる
さあ、うどん並みに太いそばを味わっていきましょう!
だしは瀬戸内産のサバ節・イワシ煮干し・かつお節・宗田鰹節・ムロアジ節の5種類の煮干しと、日本橋のだし、本醸造濃口しょうゆをブレンド。仕上げに煮干し鶏油を加えただしは、繊細ながら存在感が強く、太めの麺との相性も抜群です。
低温調理で1時間かけて仕込んでいるという鴨肉は、しっとり軟らか。ジューシーなうま味が詰まっています。
いろいろと味変しながら食べるのが楽しい! 私のお気に入りは、「BASO」オリジナルのニラコショウ。味を引き締め、太めの麺と鴨だしの組み合わせにアクセントを加えてくれます。
「卵天ぷら飯」も絶品。そばと一緒に必食
「BASO」では、サイドメニューも充実しています。特におすすめは「卵天ぷら飯」350円。今回はセットに含まれていましたが、含まれない場合でもサイドメニューとして注文可能です。ほかにも「角煮飯」450円や「天たね飯」450円など、ちょっとしたごはんものも楽しめます。「瓶ビール」600円もあり、昼からそばと一緒に軽く一杯をたしなむのもアリ。
こちらが、セットについてくる「卵天ぷら飯」。卵の天ぷらも特徴的で、丸い天ぷらはよく見かけますが、「BASO」のものはひと味違う、目玉焼のようなスタイル。ひと手間かけた調理で見た目も味わいも楽しめる一品です。
「卵天ぷら飯」の目玉焼の焼き加減が絶妙!軟らかすぎず固すぎないので、黄身が流れ出ない程度にごはんと絡めて味わうことができます。一口ごとに黄身のまろやかさと衣のサクッとした香ばしさが絶妙に混ざり、そばと一緒に食べれば、味わいの変化も楽しめますよ。
原宿の中心地にありながら、隠れ家的な存在。それでいて、ファストフード感覚で手軽にそばを楽しめる新感覚のそば店「BASO」。もちもちの太麺、低温調理の鴨肉、そしてセットの「卵天ぷら飯」は、ぜひ味わってほしい一品です。
■BASO表参道(ばーそーおもてさんどう)
住所:東京都渋谷区神宮前6-11-7
TEL:090-4410-5817
営業時間:11時30分~21時(土・日曜は11時~、20時30分LO)
定休日:無休
Text:松崎愛香
Photo:斉藤純平
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。