こちらでは「からだと地球に優しいレシピ」を旬の野菜料理で連載しています。全て肉、卵、乳製品、小麦、白砂糖を使わないヴィーガン&グルテンフリー。美容や健康、環境のことが気になる方に、積極的に食べて欲しい野菜料理を、現役獣医師、栄養学講師でもあるYOKO(動物と人に優しいケアクリニック[MommyCare])がお伝えします。講師自身が3人子育てママでもあり、手軽さと栄養を重視!是非お試しください。 体に優しいことは地球にも優しい!そんなサステナブル生活を一緒に楽しんでいきましょう!
「ルイボスティー」名前の由来は?
ルイボスティーはルイボスという植物から抽出されるお茶のこと。「ルイボス」は南アフリカ共和国特産のハーブで、シェダーバーク山脈の周辺だけに生えるという貴重な植物です。その名は「Rooi(赤い)」「Bos(やぶ)」という言葉に由来しており、ルイボスの葉は赤褐色で針のような形をし、ルイボスティーも紅茶のように赤みの強い美しい色をしています。
鎌田陽子/レモンルイボスティ
ミネラルバランスが豊富!
ルイボスティーの成分は、リンとカルシウムはほぼ1:1の割合で含まれ、これは人の生体内のミネラルバランスと似ています。ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムの比率は、36億年前に生命体が誕生した頃の海の組成比率とよく似ており、ルイボスティーを飲むと自然と体内で余分なものは外に出し、必要な栄養素は内に取り込むようにできると考えられます。マグネシウムが豊富なことは、便秘の解消にもなります。抗酸化物質であるポリフェノールも豊富であり、毎日のアンチエイジングに最適な飲み物なんです。また、ルイボスティーを摂取すると、脳内での神経伝達物質の動きを活性化させる働きがあることがわかっています。ノンカフェインなので、興奮状態を落ち着ける作用もあるでしょう。
レモンルイボスティにすることで、レモンのリモネンという香り物質が心拍数を下げ、リラックスさせることもわかっています。レモンの皮に健康効果のある成分が含まれるので、農薬などの心配が少ない国産のレモンをお勧めします!
気分が落ち込みがちな時に、不安を取り除いて元気な毎日を送るルイボスティーレシピをご紹介いたします。
【不安を取り除く!ノンカフェインのレモンルイボスティー】
鎌田陽子/レモンルイボスティー
◉材料(4人分)
・ルイボスティ茶葉・・・1パック
・水・・・1リットル
・レモン・・・4切れ
◉作り方
1. ルイボスティは15分煮出す。水出しだと最初から水と一緒にパックを入れて2時間ほど置いておく。
2. 冷えたお茶にカットレモンを入れて完成!
レモンを入れることで、普段のルイボスティーがよりおしゃれにすっきり味わえます。レモンは冷凍の国産カットレモンもスーパーに置いてあり便利ですよ。ぜひ試してみてくださいね。
・参考文献
日本微量栄養素学会〔微量栄養素研究 第11集 1994〕ルイボス・ティー抽出液(お茶)に含まれる抗酸化物質について
人間と科学 県立広島大学保健福祉誌 [ 13(1)1-9 2013 ] レモンの健康効果に関する研究