2F 本と暮らしの作品展
なにがあるか探すのが楽しみな店内
2階では、店主が厳選した本の販売や地域の作家やアーティストの展示などのイベントを行っています。地元の人ならクスっと笑ってしまうローカルな看板をモチーフにした製品、四季の美しい風景の中を旅するたびねこシリーズなど、長岡らしさを凝縮した雑貨や本が揃います。
長岡在住、もりとしのりさんの「たびねこポストカード」1枚165円
県道170号沿いの住民ならみんな知ってる松田ペットの看板をパッケージにした、新発田の三角フラスコの「冷製コーヒー」1リットル1400円
LISとはLOCAL IDENTITY STOREの略。まさに長岡・新潟のアイデンティティを、おしゃれな発酵飲料やポップな楽しさと共に伝えてくれる「LIS摂田屋」です。
■LIS摂田屋(りすせったや)
住所:新潟県長岡市摂田屋4-8-28(江口だんご摂田屋店敷地内)
TEL:070-2151-0351
営業時間:10~17時
定休日:火曜
アクセス:JR宮内駅から徒歩約7分
「江口だんご摂田屋店」で醤油おはぎや焼き立て団子を味わう
奥が古民家を活用した店舗。手前が新設した実演販売コーナー。桜の木は元からあったもの
数寄屋造りの建物は、2022年7月22日にオープンした「江口だんご摂田屋店」。前出の「越のむらさき」創業一家の自宅があった場所で、店舗の建物は創業家が使用していた古民家を再生したものです。実演販売コーナーの前には桜の古木があり、開花時期には「花も団子も」楽しめるという贅沢さです。
庭に面した喫茶コーナーの席
総けやきの数寄屋造りの面影を残しつつ、建物がもつ美しさを最大限に活かしています。もとから美しい庭園に面していたため、その風景をお客さまに楽しんでもらいたいと、縁部分を一段掘り下げる工夫をしています。
「摂田屋だんごセット」990円
看板メニューは焼き立て団子のセット。箸休めは自家製の糀漬け、茶は村上の粕雪煎茶(はくせつせんちゃ)。器も美しく目からも楽しめます。その他、パフェやお汁粉、夏はかき氷など甘味メニューが充実しています。
摂田屋店限定販売なのは、醤油味の珍しい「摂田屋赤飯」270g590円、ご飯に越のむらさきの醤油で隠し味をした「摂田屋おはぎ」。おはぎの旨味のある甘じょっぱさは多くの人に支持されています。
だんごを焼く香ばしい匂いが漂う(左)。「摂田屋おはぎ」は、ごはんに醤油の隠し味(右)
実演コーナーでは焼きたてみたらしだんごやおはぎをテイクアウトすることができます。「焼きたてみたらしだんご」2本250円、「摂田屋おはぎ」1個250円。
発酵の町らしいどらやき2種。サフランどらやき(右)、長谷川酒造の酒を生地に練り込んだ「どらやき」(左)。各1個183円
摂田屋の蔵元の酒を加えた2種のどらやきも評判です。ひとつは機那サフラン酒風味の「サフランどらやき」、左は天保13年(1842)創業の長谷川酒造の酒を生地に練り込んだ「どらやき」。いずれも摂田屋の味です。
「粕雪煎茶」70g1620円
甘味ではありませんが、だんごセットで味わっておいしさに驚いてしまったお茶もおみやげにしました。新潟県の最北部にある村上は、冬はすっぽり雪に埋もれる最北のお茶処。その村上の冨士美園が江口だんごとタッグを組んで手掛けたこのお茶は、摂田屋の酒蔵の酒粕が肥料。雪の毛布と酒粕の栄養が育んだ、ほんのり甘味のある深い味わいです。
「江口だんご摂田屋店」は、和菓子のおいしさを追求する真摯な努力に加え、摂田屋の発酵食文化とやわらかくつながり、新たな価値を創出しているようです。つながりあって変化する。まさに発酵そのもののよう。
本店も旧長岡藩の家老職の屋敷や、日本有数の豪雪地・十日町の農家を再生したものです。長い時をかけて新潟の地に育まれたものの本質的な美しさや強さを次世代に伝える試みです。すべてLOCAL IDENTITYを軸にした姿勢に貫かれていました。
■江口だんご摂田屋店(えぐちだんごせったやてん)
住所:新潟県長岡市摂田屋4-8-28
TEL:0258-39-9173
営業時間:9時30分~18時、実演販売10時~16時30分、喫茶10~17時
定休日:火曜
アクセス:JR宮内駅から徒歩約7分