「新潟 柿の種発祥の地」へ
柿の種発祥の地・浪花屋製菓
最後に訪れたのは「江口だんご摂田屋店」から1.3km、車で3分のところにある浪花屋製菓の「新潟 柿の種発祥の地」。浪花屋製菓は、今では米菓の一ジャンルとなった柿の種を最初に開発したところと聞き、訪ねてみました。
かつての浪花屋製菓の旧本社事務所を改装した記念館
展示室
「新潟・長岡 柿の種発祥の地」は、柿の種誕生100周年を記念して、浪花屋製菓の工場がある敷地内に2024年10月1日にオープン。レトロな建物の扉を開くと、柿の種ワールドが広がっていました。
創業者の妻・サキがうっかり踏みつけてゆがめてしまった金型(レプリカ)
創業者の妻がうっかり踏んでしまい小判型の金型が歪んだことからこの形になったという柿の種のルーツ、現在の製造工程、新潟県民にはなじみ深い歴代CMなどの展示があります。また創業者の今井與三郎(いまいよさぶろう)は、今や全国の豪雪地で使われている消雪パイプの考案者であるという驚きの情報も。柿の種だけでなく消雪パイプの発祥の地でもあったのですね。
失敗を成功のもとということわざ通りに、煎餅でもおかきでもない「柿の種」という不動の一分野が米菓界に確立されたことがわかりました。浪花屋製菓の柿の種がおいしかったことが人気の理由であるのはもちろんのこと、登録商標を取らなかったことで多くのメーカーが柿の種の名で商品を製造販売できたというのも大きな要因。なんという太っ腹でしょうか。
試食コーナー
試食コーナーでは元祖柿の種、大辛口柿の種、大粒ゴールド、ソフト柿の種と、そのほか新製品など1種の試食ができます。好みの味を見つけておみやげにしてみましょう。
「田舎柄トートバッグ」ミニ2000円(左)、「オリジナル靴下」(22~24cm)各500円(右)
みやげコーナーには、懐かしい缶入りの柿の種各種が揃うのはもちろん、目が釘付けになってしまうほど楽しい、柿の種をモチーフにした雑貨もたくさん並んでいます。
成種神社(なるたねじんじゃ)、通称‶柿の種神社"。敷石にも柿の種の絵柄があるのにご注目!
敷地内には成種神社(なるたねじんじゃ)があります。これは柿の種発祥逸話にちなみ、失敗を成功に変えるという願いを込めたパワースポット。これはお参りせねば!
■新潟・長岡 柿の種発祥の地(にいがた ながおか かきのたねはっしょうのち)
住所:新潟県長岡市摂田屋町2680
TEL:0258-86-7033
営業時間:10時~16時
定休日:年末年始
アクセス:関越自動車道長岡ICから7.3km、約20分
長岡市摂田屋。長い歴史をもつ多くの醸造蔵が、受け継がれた発酵の技を日々の仕事の中で次世代につなぎ、確固たる地域性が生きていました。
Text:松尾裕美
Photo:村岡栄治
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