季節問わず、冷えを感じている女性は多いのではないでしょうか。体温が下がると、体の機能が低下するなどのデメリットがあります。たかが冷えでしょ、と侮ってはいけませんよ。今回は、少しの工夫で体温を上げる方法について紹介していきます。
体温下がっていませんか?
最近体が冷えたり、手や足の先が冷たいと感じることはないでしょうか。自分ではそのように感じていなくても、友達に手を握られた時に、「冷たいね」と言われたことがある、という方もいるかもしれません。
体温が低いと体には様々なデメリットが生じてしまいます。逆に、体温の低い人が体温を上げると、得られるメリットがあります。
今回は、体温を上げるためにできる簡単なことを紹介していきます。
低体温はあらゆる不調の原因!
体温が下がると、体の機能が低下し、さまざまな不調の原因になります。具体的には、以下のようなことが起こります。体温を上げることでこれらの不調は緩和され、たくさんのメリットが得られますよ!
1、胃がもたれる、便秘、お腹が緩い
体の中にはいろいろな種類の酵素が存在しています。酵素は、食べ物を消化したり、エネルギーを作る働きをしていますが、体温が下がると、酵素の働きが悪くなってしまいます。その結果、消化吸収がスムーズに行われない、エネルギーをうまく作れないといった悪影響が起こります。
いつも胃腸の調子が悪いという方は、低体温による酵素の働きの低下が関係しているかもしれません。特にお腹が頻繁にいたくなり下痢をする人は、冷えていることが多いです。体温を上げることで、胃腸の調子が改善されていきます。
2、むくみやすい
体が冷えると、指先や足などの抹消の血管は、収縮してしまいます。すると、血液が指先まで届かなくなります。血流が悪くなると、指先に血液が届かないので、十分な栄養素や酸素を補給することができなくなってしまいます。
血流が悪いと、むくみやすくなります。また、冷えると血流が悪くなり、さらに冷えるという負のスパイラルに陥ってしまうので注意したいですね。
体温を上げると、夕方になって脚がパンパンになる・・・といった現象が起こらなくなりますよ。
3、だるい、疲れやすい
だるさや疲れやすさも、冷えによる血行不良が原因になっていることがあります。身体が冷えていると、それだけでやる気が起きない、動きたくない・・・ということもありますよね。原因の分からない倦怠感や眠気も冷えが影響している可能性が大です。
体温が高い人は、いつもエネルギッシュです。体温を上げると、もっと活動する意欲が湧いてくるかもしれません。
4、風邪をひきやすい
インフルエンザなど、体内にウイルスが侵入してくると、熱がでますよね。それは、ウィルスの働きを抑えるためなのです。
体温が1度高まると、免疫力が約5倍も上昇すると言われています。そのため、体温を上げておくことは、風邪やウィルスなどの感染の予防に繋がります。
5、朝起きるのが辛い
低体温だと、毎朝の目覚めもよくありません。朝が苦手だという方は、同時に手足が冷えていないでしょうか?冬は末端が冷えて、上手く眠れないというのも原因になっています。
6、太りやすい
体温が上がることで、基礎代謝が上昇することも知られています。基礎代謝とは、人が何もしなくても消費するエネルギーのことで、基礎代謝を高めることで、痩せやすい体質を手にいれることができます。
ダイエットをしてもなかなか痩せにくい、という方は体温が低いという可能性も考えられます。そうした方はダイエットの一貫として、体温を上げる、ということに取り組んでみてはいかがでしょうか。
体温を1度上げるちょっとした習慣
ここまで紹介してきたように、体温を上げることにはたくさんのメリットがあります。それでは、どのようにして体温を上げればよいのでしょうか。ここからは、簡単に実践できる体温の上げ方を紹介していきます。