設置性や使用感など、多角的に検証しました。
500mlのコストと本体価格で採点。2021年8月中旬時点の実売価格でコスパを算出しました。
以上の5項目をテストした結果は、「シリンダー式」と「カートリッジ式」の2つのタイプ別にランキングを発表します。
ランキング発表の前に、テストしてわかった違いをまとめてみました。
ボトルに入れる水を「常温」と「冷水」で作ってみると、それぞれの炭酸濃度に違いが見られました。
▼シリンダー式とカトリッジ式の比較
シリンダー式(シナジートレーディング ドリンクメイト620 DRM1010使用)
・常温水:3550mg/L
・冷水:4100mg/L
カートリッジ式(ソーダスパークル マルチスパークル2 MS2-1使用)
・常温水:3200mg/L
・冷水:3350mg/L
シリンダー式もカートリッジ式も、冷水のほうがより高い濃度をマーク。自宅でソーダメーカーを使うときは、あらかじめ水を冷やしておくのがオススメです。
それでは、お待ちかねの炭酸水メーカーのおすすめランキングを発表します。まずは、「シリンダー式」からどうぞ!
シナジートレーディング
ドリンクメイト
シリーズ620 スターターセット
DRM1010
実勢価格:1万8568円
サイズ・重量:D230×W135×H425mm・2㎏
材質:ABS
対応飲料:水、ジュース、酒
炭酸濃度:4100mg/L
500mlあたりの価格:12.5円(別売りマグナムシリンダー142L使用の場合)
▼テスト結果
炭酸濃度
7点/10点
炭酸の質
9点/10点
味・のどごし
7点/10点
使いやすさ
9点/10点
コスパ
11点/15点
合計
43点/55点
シリンダー式のベストバイは、シナジートレーディング「ドリンクメイト シリーズ620 スターターセット DRM1010」。手頃な価格でコスパもよく、トータルバランス最強の1台。しっかり強炭酸ができて、味ものどごしもハイレベルです。
炭酸の強さを4段階で調整できるつまみ搭載。試飲では、きちんと炭酸の強さに違いが感じられました。ガスの充填回数を増やしたり、水量を増減する必要がなく、炭酸の強さを機械まかせできるのはとても便利です。
飲んだときの炭酸の強さはトップクラス。濃度の測定値は4100mg/Lと十分でしっかりとした発泡が感じられ、泡は細かめで舌ざわりもバツグンでした。また、元の水の味も損なわれず、含まれているミネラルによる起伏のある味わいを楽しめると高評価でした。
炭酸強度を調節したら、あとはガスの充填ボタンを押すだけで操作完了。専用ボトルの設置場所が見えにくくてやや面倒ですが、慣れれば問題なし。シリンダーも軽く回すだけでスムーズにはめ込めます。
シナジートレーディング
ドリンクメイトマグナムグランド
スターターセットDRM 1005
実勢価格:2万1868円
炭酸濃度:5250mg/L
500mlあたりの価格:12.5円
※Amazonは出荷・販売共にコムショップcomshop
▼テスト結果
炭酸濃度
8点/10点
炭酸の質
8点/10点
味・のどごし
8点/10点
使いやすさ
8点/10点
コスパ
10点/15点
合計
42点/55点
シリンダー式2位はシナジートレーディング「ドリンクメイトマグナムグランド スターターセットDRM 1005」。雑誌『家電批評』ではベストバイ常連の実力モデル。価格はちょっと高めですが、そのほかのトータルバランスは優秀です。
aarke(アールケ)
Carbonator 3
実勢価格:2万8500円
サイズ・重量:H414×W153×D258mm・1450g
シリンダー:Sodastream社製などのシリンダー対応
炭酸濃度:5900mg/L
500mlあたりの価格:18.0円
▼テスト結果
炭酸濃度
9点/10点
炭酸の質
6点/10点
味・のどごし
6点/10点
使いやすさ
7点/10点
コスパ
9点/15点
合計
37点/55点
シリンダー式3位はaarke(アールケ)「Carbonator 3」。オールステンレス製のデザインは、キッチンやダイニングに置くだけでバー気分を満喫できます。炭酸濃度が高く、飲んだときに繊細な泡立ちを感じました。やや高めですが、デザインにこだわるならあり!