ハンバーグや餃子、麻婆豆腐に…美味しい料理に「ひき肉」は欠かせません! ですが、分厚いステーキ肉や霜降り肉に比べて、ひき肉って価格だけで選んでいませんか?ひき肉だって、鮮度や歯ごたえが命。もし自分で作ってみたら、もっと美味しくなるのではと、ひき肉が作れる「ミートミンサー」を使って実際に作ってみました。これが、衝撃的な美味しさだったんです!
増田 乃律子/Test by MONOQLO編集部
ひき肉を手作りするのには旨い肉とミートミンサー選びが重要
ひき肉を自分で作る…というと、業務用の大きな機械が必要ではないかと不安になりますが、実際はもっと簡単です。
▼必要なもの
・材料となるお肉
(今回は、豚バラ肉とロース肉を使用)
・ミートミンサー
ミートミンサーとは、お肉をひき肉にしてくれる道具のこと。手動と電動がありますが、手軽な価格で始めるのであれば手動タイプがおすすめです。
そして今回使うのが、こちらのミートミンサーです。あれ、結構フツーっぽい? いやいや、実は細かいところに重要なポイントが詰まっているんです!
お肉や魚で手作りミンチ!貝印のヘルシーミンサー
貝印
ヘルシーミンサー DK-0580
実勢価格:2151円
こちらが、Amazonで2007年から取り扱いされている、人気のミンサーです。お肉を入れてハンドルを回せば、ニュルニュルとひき肉が出来上がるアイテム。
…それでは、さっそく「自家製ひき肉」を作っていきます!
【STEP1】まずはお肉をカット!好きな部位で楽しもう
ここでは、豚肉のバラ肉とロース肉を使ってみました。ブロックだと3~4cm角ほどにカットすると、挽くときにスムーズです。肉の温度が上がらないうちにサクサクと。
スジがある部位は、あらかじめ取り除いておきます。Amazonのレビューでもあるように、スジが残っていると目詰まりの原因になるので、ここのスジ取りがポイントです!
【STEP2】いざミンサーへ!刃の切れのよさで作業も快適です
カットしたお肉を、ミートミンサーへイン! 片手で上から押さえつつ、手で挽いていきます。透明なボディなので、挽いている様子が見えるのも手作り感を楽しめるポイントです。
また貝印のヘルシーミンサーは、ディスクを取り替えて挽き具合が選べます。
おすすめは細挽き用のディスク。しっかりと繊維を断ち切り、歯切れの良い食感が楽しめます。
脂が多く、刃がすべりやすい豚バラ肉も難なく断ち切ることができました。なおうまく挽けないな、と感じたら、ロース肉やモモ肉など赤みの多い部位をベースにすると、うまくいきます。
…これで、自家製ひき肉の完成です! ハンバーグや餃子、腸詰めしてソーセージにすると…。
(こちらは生の状態。ひき肉、すでに美味しそうじゃありませんか?)
「う、うまい…!」今までの市販品がかまぼこのように感じるほど、ジューシーでぷりぷりとした食感に出会えます!
Amazonレビューを見ると、大豆で自家製味噌を作ったり、魚や海老を使って自家製つみれを作ったという声もありました。なかなかハードルが高いと思われがちですが、一度味わうと感動を覚えるのは確実です。
それでは、この貝印 ヘルシーミンサーの良かったポイントをおさらいします。
一人でも作れる秘密は底部の吸盤にあり!
使ってみて便利だと感じるのは、意外にも「底部にある吸盤」。実際に挽いてみると、かなり揺れたり強い力が加わるので、アンバランスになりやすいんです。
吸盤があることでシンクの上でしっかりと安定するので、一人でもしっかりと挽くことができます。
他社製品に万力のように固定するミンサーもありますが、安定性に欠けてしまい二人作業にならざるを得ませんでした。
洗いやすさも重要!凹凸が少なく清潔さが保てます
材料を入れる部分は透明なプラスチック製なので、手入れが簡単。内部は凹凸が少ない構造なので洗いやすいんです。
脂身が多い肉を入れていると、こういう洗いやすさがかなり重要になってきます。