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好戦的な人ほど、じつは○○強い人!?[脳科学者に聞いた!vol.23]

極めて非人間的な行為であるはずの戦争。しかし、好戦的な人にも意外な一面があると、中野信子さんは指摘します。

saitaPULS編集部

「非人間的」であるはずの戦争をしたがる人ほど、人間的だとも言えます

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「戦争ほど、非人間的な行為はない」
これが世界の人々の共通認識でしょう。しかし、誤解を恐れずに言うならば、戦争ほど人間的な行為はないのです。
人類は、種を存続させるために、コミュニティをつくって暮らしてきました。
自分が属するコミュニティを守るためには、ときとしてほかのコミュニティと戦う必要も出てきます。このとき、自分のコミュニティに対する愛情が強い人ほど、積極的に戦いに行きます。
こうした愛ゆえに、戦争は起きるのです。
平和主義を唱える人は、一見、深い人類愛を持っているようですが、反面、本当に親しい人たちへの愛情は、好戦的な人たちよりも薄いと言えるでしょう。

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中野信子(なかの・のぶこ)
脳科学者、医学博士、認知科学者。横浜市立大学、東日本国際大学などで教鞭を執る。脳科学や心理学をテーマに研究や執筆活動を行うほか、その知見を生かしてテレビや雑誌でも活躍。社会問題やビジネス、カルチャーなど、幅広い分野を、科学の視点で読み解く語り口が人気。

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