両手に荷物を抱え、誰もいない真っ暗な部屋にこだまする「ただいま」の独り言。せめてライトぐらい付いてくれたらという人には人感センサーが便利です。今回は人気のパナソニックをはじめとした全5モデルの性能をテストしました。
青山 卓弥/Test by 家電批評編集部
両手がふさがっていても自動点灯するので便利です
大荷物を持って玄関に入る時に、一度荷物を置いてライトを点けるのは非常に億劫。しかし設置しているのが人感センサーライトであれば、玄関のドアを開けると同時に自動でライトが点灯するため、両手が塞がっていても家に明るく出迎えてもらえます。
また、暗闇のなか、荷物を抱えながら手探りで照明の電源を探す必要もなくなります。
そんな人感センサーライトは部屋によって向き不向きがあります。
【適さない部屋】
デスク周り・台所・寝室・居間
常に人が動き回るような場所には適しません。例えば寝室の場合、眠ろうとして寝返りをうつと人感センサーが働いてライトがオンになると睡眠妨害になってしまいます。
【適した部屋】
トイレ・玄関・洗面所・階段
一方で、短時間しかその場に滞在しないなら、いちいちライトを点けるのは面倒です。そんな場所でこそ人感センサーは本領を発揮します。
また、人感センサーライトは消し忘れを防げ、手間を省ける便利さがある一方で、使い方によっては不便さ感じることもあります。たとえば、トイレなど急に消灯されると困る場所や、ペットを飼っている環境などが当てはまります。そこで今回はその2点を念頭に、人感センサーライト全6モデルの性能をテストしました。
それでは早速、テストの結果をご覧ください。
消灯6秒前にちょっと暗くなるパナソニックは気遣いが◎
パナソニック
LDA8DGKUNS
実勢価格:3043円
サイズ・質量:Φ56×H118mm・125g
消費電力:7.8W
保証期間:5年
今回比較した製品の中でも全光束がもっとも高く明るかったのがパナソニック。センサー範囲の実測値は約136cmと他のものと比べて高めで、センサー範囲内であれば微細な動きも感知して点灯し続けてくれるため、トイレなど急に消灯すると困る場所でも安心して使用できます。
いきなり消灯するのではなく消灯6秒前に一段階暗くなる予告機能がすばらしく便利です。いきなり真っ暗になって驚く事態が防げます。
昼光色以外にも電球色タイプも販売されているので、雰囲気派はこちらを選ぶのもおすすめ。
光の照射範囲が広く、白熱電球に近い感覚で使用できます。
パナソニック
LDA8LGKUNS
実勢価格:3043円
サイズ・質量:Φ56×H118mm・125g
消費電力:7.8W
保証期間:5年
不点灯などの故障があった場合に無料で交換してくれる5年保障も嬉しいポイントです。
点灯時間が2分と長くトイレ用にもオススメです
ドウシシャ
ルミナスLED LVA40L-HS
実勢価格:1715円
サイズ・質量:Φ60×H120mm・97g
消費電力:7W
保証期間:12カ月
センサー範囲の実測値は約93.8cm。
点灯時間は約2分と他のものよりもかなり長いため、玄関や廊下よりもトイレなど一定時間動きを止めることがある空間で真価を発揮します。
玄関や廊下での使用に最適なタイプです
ZY
LED電球 NO.47
実勢価格:1099円
サイズ・質量:Φ60×H120mm
消費電力:5W
保証期間:12カ月
センサー範囲の実測値は約143.5cmと検知力は今回もっとも安定して長いものの、実測点灯時間は約44秒と長くはありません。廊下など使用シーンがしっかりしていればオススメです。