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たまごソムリエ直伝。卵料理をもっとおいしくするコツ全集 vol.1

たまごソムリエが教える、究極の卵料理シリーズ。今回は、あらゆる料理の作り方の総集編をお送りします。目玉焼き、卵焼き、オムライス、TKG……いつもの馴染みの味を「もっとおいしく作りたい」そんな人は必見ですよ。

たまごソムリエ友加里

シンプルだからこそ、奥が深いたまご

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たかがたまご、されどたまご。一見シンプルで扱いやすいように思いますが、上手に調理するのは意外に大変です。「目玉焼きがきれいに焼けない」「オムライスがふんわりしない」など、さまざまな悩みがありますよね。

今回は、たまごソムリエの友加里がそんなお悩みを一挙解決!鉄板たまご料理の “究極においしい作り方” をまとめて伝授しましょう。

何度も試作してたどり着いた…「卵焼き」

Photo by たまごソムリエ友加里
Photo by たまごソムリエ友加里

数ある卵料理のなかでも、日本人になじみ深いのが「卵焼き」です。一見簡単なようですが、じつはプロの世界でも、一人前の仕上がりにするためには長い時間を要するもの。

たまごソムリエである筆者も、何度も試作して成功しました。みなさんも「形がきれいにならない」「焦がしてしまう」ということも多いのでは?

最大のポイントは泡立てないこと

Photo by たまごソムリエ友加里
Photo by たまごソムリエ友加里

混ぜるときは、泡立たないように箸をボウルの底につけながら混ぜること。さらに混ぜすぎず、白身のコシを残すことで、弾力のある卵焼きに仕上がりますよ。

ちょっと裏技ですが、マヨネーズをいれるのもポイント。冷めても固くならず、ふんわりした状態を保てます。

フライパンに移したら、最初は巻きません!芯を作るイメージで、まず端によせると巻きやすくなりますよ。

ホテルの朝食風に仕上げる「目玉焼き」

Photo by たまごソムリエ友加里
Photo by たまごソムリエ友加里

「目玉焼きのコツなんてあるの?」いやいやあるんです。

卵黄を半熟にするのもそうですが、“ホテルのレストランで食べるような目玉焼き” に仕上げるコツもあります。あのツルンとした見た目、憧れますよね。

ひと手間かけて!濾すこと、落とす位置が重要

Photo by たまごソムリエ友加里
Photo by たまごソムリエ友加里

ホテルの朝食風に焼くには、まず濾すこと。卵の水っぽい卵白だけが下に落ち、プルンとした仕上がりになります。

フライパンにたまごを落とす瞬間も気を抜かず、低めの位置から。卵黄は「卵黄球」という小さな粒が集まってできています。その小さな粒に衝撃をあたえないようにすると、食感がよくなるんですよ。

ふたをせず、弱火で加熱すると、卵黄が白くなりません。

昔ながらの「たまごサンド」

Photo by たまごソムリエ友加里
Photo by たまごソムリエ友加里

たまごサンドは、サンドイッチの王様とも言える存在。各家庭で好みの作り方があると思いますが、昔なつかしのホッとするたまごサンドを目指したいなら、一度試してみて。

フィリングは一気に混ぜない

Photo by たまごソムリエ友加里
Photo by たまごソムリエ友加里

難しいコツはありません。たまごのフィリングを作るときに、一度に混ぜず2回に分けるようにしましょう。たまごの食感がのこり、昔なつかしいサンドイッチになりますよ。

また、きれいにカットするためには切る前に10分なじませること。ラップをかけて切ると、スパッと切れますよ。

まるで産みたての味「究極のTKG」

Photo by たまごソムリエ友加里
Photo by たまごソムリエ友加里

「今度こそ、おいしく作れるコツなんてないだろう」と思われそうなTKG。残念、じつはこれもあるんです……。

タレのアレンジはさまざまですが、生卵に少し手を加えるだけで “産みたての味” を再現できますよ。

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