キッチンツールを見直したい人におすすめなのが、混ぜる、盛り付ける、すくうといった作業を1本でこなしてくれるスプーン型レードルです。調理用スプーンなどと呼ばれることが多いこのキッチンツールは和食に中華にイタリアン、どんな料理にも大活躍！ 今回はプロへの取材による選び方のコツはもちろん、おすすめをはじめとした4アイテムをランキング形式でお届けします。
木村 大介／Test by LDK編集部
シリコンが反り返ることなく、鍋肌にピタッとフィット。また柄の部分は緩やかなカーブがついているため、ソースもこぼすことなく、思いどおりにしっかりすくえます。
チャーハンやペンネもこれ一本あれば、すくうのはもちろん、具材を底から混ぜ合わせることも難なくできます。チャーハンの卵もしっかり混ぜられます。
ちなみに耐熱温度は250℃！ 炒め物にもバッチリ対応できます。
また、柄の角度がちょうどいいので、盛り付けもしやすいです。
さらに無印のスプーンは、表面がザラザラに加工されているため、食べ物や油汚れがこびりつきにくくなっています。食材がくっついてしまうこともありません。
洗えば油汚れもすっきり落ちちゃいます。しかも黒色なので、変色が気にならないのもうれしいところです。
「何度も洗い直さなくていいのはうれしい！」（主婦の声）
柄の長さもグッド。約26cmと一般的なお玉よりも4～5cm短い寸法で、引き出しの中に収納してもジャマになりません。もちろん、箸立てに収納することもできます。
これだけ優秀でお値段850円。無印良品はあえて他を選ぶ理由が見つからない、最強の調理スプーンでした！
しなりも硬さもいいけど汚れやすさが惜しい「マーナ」
マーナ(MARNA)
トライアングリップ シリコーン調理スプーン
実勢価格：927円
※リンク先はイエローです。
2位はマーナの「トライアングリップ シリコーン調理スプーン」です。調理スプーンと、スパチュラを合体させたカタチのマーナ。無印級の使いやすさをマークしましたが、透明シリコンは着色しやすく、劣化が速いのが難点です。
▼テスト結果
使いやすさ：★★★★★
お手入れ ：★★★☆☆
「三角断面」グリップは、メーカーのアピール通り使いやすさを実感できました。耐熱温度は合格点の200℃です。
使いやすさは高評価ですが、トマトソースなど素材の色がつきやすいのが惜しいです！
グニャグニャですくいづらいVivのスプーンスパチュラ
ワールド・クリエイト(WORLD CREATE)
vivキッチンシリーズ スプーンスパチュラ
実勢価格：1109円
3位はワールド・クリエイトの「Vivキッチンシリーズ スプーンスパチュラ」でした。マーナと同様スパチュラ寄りの形ですが、キッチンに置きたくなるスタイリッシュな印象。ところがヘラが柔らかくて浅いため、少しずつしかすくえませんでした。
▼テスト結果
使いやすさ：★★★☆☆
お手入れ ：★★☆☆☆
耐熱温度は160℃。200℃あると安心な炒めものなどには心細いです。
また、柄が長すぎて使っているうちに手が疲れてしまいました。
