「人をダメにする」と絶賛され、人気になっている微粒子ビースを使ったソファ。一度座ったら、もう立ち上がりたくなること請け合いです! でも愛用者からは「すぐペチャンコになっちゃう……」という声も。そこで無印、ニトリ、Yogiboなど人気のビーズソファ12製品を集めて、ヘタリにくく快適に使える一品を探し出しました!
青山 卓弥/Test by MONOQLO編集部
ビースソファが人をダメにするヒミツは…
ビーズソファ人気の火付け役となった無印良品の「体にフィットするソファ」。
ひとたび座ると快適すぎて「もう立ち上がれない」「ダメになる……」という声が相次ぎ、“人をダメにするソファ”という呼び名が定着しました。
無印の「体にフィットするソファ」の中には0.5mmの微粒子ビーズが入っていて、独特のやわらかな座り心地とフィット感を実現しています。
ちなみにビーズが小さければ小さいほどやわらかく、流動性が高いのでフィット感が増します。
……だからといって、微粒子ビーズが入った本体を一般的なカバーで包んでも「人をダメにするソファ」にはなりません。
微粒子ビーズの存在も大事ですが、実は“人ダメソファ”の快適さはカバーの質によるところが大きいんです!
ビーズソファのカバーは、ポリエステルやポリウレタンのような伸びのいい素材と、綿のようなかための素材を組み合わせていることが多いです。
単にやわらかいだけではペチャンコになってしまいますが、2つの特徴の違う素材を組み合わせることで、フィット感を出しつつ、ちょうどいい形状をキープして心地よいホールド感を生み出すことが可能になります。
この心地いいフィット感とホールド感の両立ができて、はじめて「人をダメにするソファ」と言えるのです!
快適なビースソファを選ぶ際のチェックポイント
「人をダメにするソファ」のヒミツは何となくお分かり頂けたかと思いますが、無印良品以外のメーカーからも続々とこういった商品が登場して、イマイチその違いがわかりづらいですよね。
そこで編集部では元祖である無印良品(2種類)のほか、追随するニトリ、Amazonや楽天で人気のフレックス、エムール、ゲキカグ、アメリカ発のYogiboのビーズソファを集めて比較検証を行いました。
検証ポイント①:座り心地本当にダメになれるかチェック!
ソファなので当然ながら「座り心地」をチェック。モデルさんと編集部員が実際に座って評価しました。
しかし、座り心地の良し悪しに関しては主観や好みによるところが大きいので、検証では「超やわらかい系」か「しっかりホールド系」かの判別を中心に行いました。
検証ポイント②:カバーの性能カバーの耐久性を3つのテストで徹底検証!
先にお伝えした通り、ビーズソファの快適さのヒミツは「カバー」にあります。カバーがヘタってしまうと、ソファがぺしゃんこになって快適に使えません。
そこでカバーの耐性を調べるため、下記の3つのテストを行いました。
1、専門機関で伸び・たるみのテスト
2、紙ヤスリでの磨耗耐久テスト
3、スタイリストによる縫製チェック
検証ポイント③:ソファ本体の性能もちろんソファ本体の耐久性もチェック!
いくらカバーが丈夫でも、毎日使用していれば中身がくたびれてしまいます。基本的に経年劣化は避けられないので、購入するならば本体も耐久性のあるものを選びたいですよね。
そこでビーズソファの上に板を置き、クルマの片輪で一定時間踏んでどのように変化するかをチェックしました。
さらにホームセンターや量販店の伏兵も追加検証!
上記の製品ラインナップはネット通販で購入できるものがメインになっていますが、検証後にホームセンターや量販店で実力のありそうなビーズソファを発見!
そこで、ホームセンター(カインズホーム、コメリ、ビバホーム、)、ニトリ、イケアで見つけたビーズソファ5製品の追加検証を行うことにしました。
検証項目は「座り心地」「カバーの性能」「ソファ本体の性能」の3つで変わりありませんが、カバーの性能は紙ヤスリではなく電動ヤスリを使ってチェックしています。
今回は2回にわたる検証の結果を総合的に判断して、「ヘタリにくく、快適に使えるビーズソファ12選」を作成しました。
それでは、1位の製品からご覧ください!
【ヘタらないビーズソファの断トツ1位はコレ!】無印デニム
無印良品
体にフィットするソファ・本体
実勢価格:1万2600円
本体生地:ポリエステル100%
無印良品
体にフィットするソファカバー
綿デニム(ヒッコリー)
実勢価格:4990円
カバー上下面生地:ポリエステル100%
カバーサイド生地:綿100%(布帛部分)