まず側面を折り、次に底の部分を側面と逆方向に折ります。
フィルターを折らずにそのままセットすると、こんなふう↑に隙間ができ、ドリッパーから浮いてしまうのですが…
2箇所折ると、ドリッパーにぴったりとフィットします。
③コーヒー豆/粉を入れます
ミルのふたを開けて、コーヒー豆を入れます(粉の場合はペーパーフィルターにコーヒー粉を入れます)。
付属の計量カップには「深」(深煎り)、「中」(中煎りでコクを増すとき)、「浅」(浅煎り、中煎り、中深煎り)の3種類の目盛りがあり、豆の煎り方とカップ数に応じた量を入れます。
今回は「浅」で1カップ分(取扱説明書に記載の目安量:16g)の豆をセットしました。
④電源スイッチをオンにします
ここで本体の右側面にあるスイッチを入れます。
⑤挽き目を選択します
ダイヤルに書かれた丸い印が挽き目の大きさをあらわしており、左から「細挽き/中挽き/粗挽き」になっています。
今回は「中挽き」にセット。
⑥豆or粉、温度、カップ数を選択してスタート
操作部にあるダイヤルでメニュー(豆から/粉から/ミル/メンテナンス)、抽出温度(83℃/90℃)、カップ数(1杯/2杯/3杯)を選びます。
本体に同封されていた「GUIDE BOOK」によると、「83℃の湯温は、すべての焙煎度に向く適温」、「90℃の抽出は、しっかりとした味と苦味が立ちます」とのこと。
今回は「豆から・83℃・1杯」を選択しました。スタートボタンを押すとピピッと音が鳴ります。
⑦ミルが動作します
ミルが回転し、ガリガリと音を立てて豆を挽き始めます。ドリッパーをのぞくと、挽いた豆がフィルターに落ちていく様子が見え、挽きたての豆の香りがふんわりと漂います。
無印良品「豆から挽けるコーヒーメーカー」のほうが圧倒的に動作時間が長く、回転音も大きいのかと思っていたのですが、計測してみたところ……
ミルの動作時間:どちらも約1分30秒
ミルの回転音:無印/85~87db、本機/79~85db
回転時間はほぼ同じ、ボリュームは本機がやや小さめという結果になりました。
あらためて両者の音を聞き比べてみると、ボリュームというよりは音質に違いがあることがわかりました。
無印のほうが音が高く、後半の約50秒程度はウィーーンと空回りをしているような音が続く(もう挽き終わってるのにまだ回っているのかという感じがする)ため、うるさく聞こえやすいのかもしれません。
本機は空回りをするような感じはなく、最初から最後まで低音で豆を挽く音が続くため、ストレスを感じにくいようです。
⑧お湯が注がれます
ミルの動作が終わると、今度は6つの穴からお湯がシャワー状に出てきます。お湯がフィルターに注がれては止まり、を3回ほど繰り返し、じんわりと豆にお湯が行き渡っていきます。
ドリッパーからはほのかに湯気がたちのぼり、コーヒーの香りはますます濃厚に。少しずつポタポタと、ガラスサーバーにコーヒーが落ちていきます。
⑨できあがりです
ピピッと音が鳴り、完成です!
タンクには150mlの水を入れましたが、抽出されたのは約130mlでした。取扱説明書にも「コーヒーの粉が吸水するため、コーヒーの抽出量はガラスサーバーの目盛りよりが少なくなります」という記載がありました。
スタートボタンを押してから完成までの所要時間は、約5分40秒。同じ豆と設定で、2杯で約6分40秒、3杯で約7分50秒かかります。
完成までのスピードは決して早くはありませんが、待ちくたびれるというほどでもなく、「できあがるまでの香りを楽しみつつ、ほかの用事をする(するといつの間にかできている)」というのが毎朝の習慣となっています。
⑩保温時間は20分です
完成を知らせる“ピピッ”の音とともに、保温ランプが点灯します。保温時間は20分間。終了時にも“ピピッ”と鳴って知らせてくれます。
⑪電源スイッチをオフにします
保温のオンオフは自動ですが、本体の電源は自動でオフにはなりません。保温時間が終わったら電源を切りましょう。
……と言いつつ、筆者宅ではしょっちゅう忘れてしまい、だいぶ経ってから切ることが多いです。コーヒーを淹れるためのメニューダイヤルは前面についているのですが、電源スイッチだけが側面にあり、正面から見えないのです。視界に入らないので意識しにくいのではないかと、己の忘れっぽさを棚に上げて分析しています。
電源スイッチの場所が離れていることと、自動でオフにならないこと。これがちょっと惜しいポイントです。
⑫最後に、コーヒー粉や水滴を拭き取ります
のぞきこまなくては見えない位置にあるので、これまたついつい忘れがちになるのですが、ミルのシャッター部には挽いたあとの粉と、水滴がついています。
これが1杯淹れたあとの様子。
しばらく忘れていると、こんなことに。ひゃー。
粉がついたままにしておくと、コーヒーメーカーの周りが粉だらけになったり、ふとしたはずみで、できたてのコーヒーが入ったカップの中に粉が入ってしまったり(涙)。
そんな悲劇が起こらないよう、コーヒーを淹れ終わったらその都度、ペーパータオルなどで粉を拭き取りましょう。
淹れ終わった直後なら湯気による水滴もついているので、粉がパラパラと飛び散ることなく、ササッと拭き取れます。
また、黒い家電すべてに言えることなのですが、ホコリが目立ちやすいのが玉にキズ。粉や水滴を拭き取ったあと、ついでに濡れ布巾などで本体全体をサッとひと拭きすると、マットブラックがいっそうカッコよく見えます。
毎日の手順はここまでです。