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無印良品を超えた! これまでとは根本的に「淹れ方」が違う珈琲メーカーに感動です

ライフスタイル

“安くて良い”モノづくりに定評のあるツインバード工業が、2018年10月に“高くて良い”全自動コーヒーメーカーを発売しました。the360.life編集部でも、もちろん自腹購入。届いたその日から2ヶ月間、ほぼ毎日使用したレポートをお届けします。

西尾 崇彦/Test by 家電批評編集部

この写真は、本体を上から見たところ。写真右側にある四角いものが水タンクのフタなのですが、細長い機体の奥のほうについているので、中の様子を覗きにくい。さらに、取り外せないので、自らの手で洗うことができないのです。

ではどうやって水タンクを掃除するのかというと、「クエン酸洗浄」です。

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これが洗浄前のタンクの様子。底に、うっすらとした斑点のようなものがついています。中央にある突起の網目も黒ずんでいました……。

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3カップ分の水が入った水タンクに、小さじ1杯(約5g)のクエン酸を入れ、箸などでよく混ぜます。

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ちなみにカネヨ石鹸の「クエン酸くん」(500g・648円)を使用しています。

メンテナンスダイヤルを「CLEAN」に合わせ、スタートボタンを押すと、水タンクの湯沸かしが始まります。

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取扱説明書によれば「汚れがひどいときは、電源スイッチをオフにし、このまま約12時間放置してください」とのこと。そのとおり、12時間放置してみました。

12時間後、メンテナンスダイヤルを「DRAIN」に合わせて、ガラスサーバーの中にクエン酸の入った水を排水しました。

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水と一緒に、細かな茶色い粒が出てきました。コーヒーの粉らしきものと、アカのようにも見えるものが混ざり合っています。取扱説明書にはこの排水作業を「水道水だけで3~4回繰り返します」とあり、水道水で4回やってみました。

水タンクのフタを外して中をのぞくと、ピカピカ!

底についていた斑点がなくなり、中央にある突起の網目の黒ずみも消え、きれいなシルバーになりました。

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しかし、とれた水アカなのか、黒っぽい粒状のかけらが3つほど残っているのが見え、これらを流すべく、もう少し排水をしてみることに。

今度は常温の水道水ではなく、ダイヤルを「CLEAN」に合わせてタンクの水を湯沸かしして、それを排水してみました。すると……

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水道水だけで4回目に排水したとき以上に茶色の粒が出てきました。ほとんどコーヒーの粉のようで、お湯の色も茶色がかっています。その後、水を換えて湯沸かし→排水を2回繰り返し、やっと茶色の粒が出なくなり、お湯の色も透明になりました。

結局、水道水で4回、お湯で3回の排水を行ったことになります。タンクがきれいになったのは良かったのですが、手入れを怠っていると、汚れをすべて外に出すのになかなかの手間がかかることがわかりました。これからはもっとこまめにクエン酸洗浄したいと思います……。

【まとめ】価格は高いですが迷っている方は「買い」です!

ツインバード工業の全自動コーヒーメーカーの使い勝手をレポートしてきましたが、いかがだったでしょうか。

今回、長期使用してわかった良い点と、残念に思っている点をまとめると、次のようになります。

◎良い点
 ・お店で飲むコーヒーのような濃厚な味わいと香り。美味しい!
 ・ただ単にコーヒーができるだけでなく “コーヒができるまでの過程”も楽しめる。
 ・挽き方は3段階、温度は2段階、ミルだけ使うこともでき、選べる楽しさもある。
 ・マットブラックで統一された外観がカッコよく、メニューダイヤルもシンプルにまとまっている。
 ・ミルの取り外しが簡単。内部の掃除ができ、スッキリ。

◎残念な点
 ・淹れられるコーヒーの量が少なめ。
 ・電源スイッチだけが側面にあり、切り忘れやすい。
 ・水タンクの取り外しができない。
 ・クエン酸洗浄後の排水がちょっと大変。

洗えるものはなんでも洗ってカラッと乾かしたい性分の筆者にとっては、水タンクが外れないことが最大の残念ポイントですが、それ以外は概ね◎。今や日々の暮らしに欠かせぬ相棒です。

3万7800円と思い切りが必要な買い物ではありますが、自宅で、自動で、喫茶店のようなコーヒーを楽しめる。それだけで十分に価値のあるコーヒーメーカーだと思います。

コーヒーメーカーを探している方、本機を購入検討中の方。おすすめですよ~!

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