ヘアオイルは、ヘアケアやスタイリングに使える便利アイテム。ダメージ補修力が高く、毛先までツヤが出て、使い勝手のいいヘアオイルを使いたいもの。でも商品が多すぎて、口コミから選ぶのは大変ではないですか? そこで、雑誌『LDK the Beauty』が新作・人気のヘアオイル44製品を徹底検証。おすすめを価格帯別にご紹介します!
髪のまとまりやパサつき、気になりませんか? 髪はドライヤーや紫外線、空調といったダメージにさらされやすく、ダメージが進むと毛先がパサついて枝毛、切れ毛など深刻な状態になってしまうことも。
少しでもダメージヘアが気になったら、ヘアオイルやヘアミルクで早めにケアすることが大切なんです。
同じヘアケア製品のヘアオイルとヘアミルク。タイプが違うだけで効果は同じと思うかもしれません。たしかにどちらもダメージケアに向いているアイテムではあるのですが、じつは髪への効果はぜんぜん違うんです。
今回はヘアオイルにフィーチャーしてお届けします。
ヘアオイルは、主に髪の外側に働きかけてケアするヘアケア商品。髪の表面をコーティングすることにより、熱ダメージから守ったり、水分の蒸発を防いだりします。
またダメージケアだけではなく、ヘアスタイリングにも役立ちます。髪のボリュームを抑えたり、濡れ髪ヘアにしたり、ツヤ感や毛束感を出したりと、とても便利に使えるんです。
髪以外にもハンドケアや全身のケアに使える製品もあり、万能アイテムと言えるでしょう。
そんな万能アイテムのヘアオイルですが、製品数や口コミの数が多く、専門的な知識がないと自分に合ったものを選ぶのは難しいと思いませんか?
そこで、雑誌『LDK』の姉妹誌でコスメ雑誌の『LDK the Beauty』(エルビュー)編集部が、ドラッグストアやAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、デパート・百貨店で買えるデパコス・プチプラ・人気・定番の製品などからヘアオイルを44製品ピックアップし、徹底比較。「1800円未満」「1800円以上」の価格帯別にヘアオイルおすすめをご紹介します!
▼テストしたブランドはこちら
【1800円未満】
・アハロバター
・アミノメイソン
・アルジェラン
・アンドハニー シルキー
・アンドビオ
・ウルリス
・エイトザタラソ
・エリップス
・サイン
・ザ パブリック オーガニック
・パンテーン
・ボタアンド
・マー&ミー ラッテ
・マシェリ
・ミクシムサプリ
・メゾンドュテ
・モイストダイアン
・モレモ
・ラックス スーパーリッチシャイン
・MASUGU
・ShinkoQ
・SS ビオリス ボタニカル
・tioo
・TSUBAKI
【1800円以上】
・アテニア
・エヌドット
・ケシキ
・ケラスターゼ
・スガミ
・スティーブンノル
・ナロウ
・プロミル
・ヘアザプロテイン
・ボタニスト
・マドンナ リリ
・ミルボン
・モロッカンオイル
・ラサーナ
・ルミナスヘア
・ロレアル パリ
・ロレッタ
・ISM
・NatureLab. TOKYO
・uka
ヘアスタイリングが思いどおりにならないと、気分も上がりませんよね。特に雨など湿度の高い日は、湿気で髪の毛がうねったり、広がったり、ぺちゃんこになったりしてイライラ……なんてことも。
スタイリングが決まらない理由のひとつに「うねり」があります。髪のうねりは、髪の毛の表面の柔らかい部分が湿気を吸ってしまうのが原因です。
髪の毛の構造は、外側から「キューティクル(表面)」「コルテックス(内側)」「メデュラ(中心)」となっていて、コルテックスが湿気の影響を受けやすいため、髪の毛にうねりが発生してしまいます。
このほかにも、頭皮の毛穴汚れが原因で毛穴の形が歪み、変形した毛穴からうねり毛が生えてしまうことも。
ではどうすれば髪のうねりを解決できるのでしょうか?
髪の毛がうねるおもな原因は「湿気」と「毛穴汚れ」(これ以外に生まれつきくせ毛の場合もあります)。それぞれの対策を見てみましょう。
湿気で髪がうねる場合、解決策は髪に余分な水分を入れないことが肝心。髪にヘアオイルを塗って、水分の侵入をガードしましょう。
ヘアオイルは油分とシリコン剤が多く配合されていて、髪のコーティング能力が高く、湿気の浸入を防ぐ効果があります。
また、空調などで乾燥しがちなオフィスでは髪から水分が逃げてパサつくのも防いでくれます。
毛穴の汚れは、毎日の頭皮ケアで改善していきましょう。シャンプーの方法や乾かし方を見直してみましょう。
頭皮ケアは美髪を叶えるためにも重要です。デイリーケアに頭皮ケア化粧水を取り入れて、健康な頭皮を目指しましょう。
▼おすすめの頭皮ケア化粧水はこちら
先ほど紹介したように湿気対策に効果的なヘアオイルですが、効果はそれだけではありません。そのほかの効果も見てみましょう。
ヘアオイルは保湿成分やツヤ成分などを配合している製品が多く、ヘアケア効果が期待できます。空気が乾燥した季節や、空調の効いた室内では髪がパサつきがち。ヘアオイルを使えば髪がしっとりしてツヤがよみがえります。
また髪にうるおいを与えるので、乾燥した季節に起きやすいイヤな静電気を抑えられるのもうれしいですね。
油を主成分としているヘアオイルは、髪の表面のコーティングする効果が高いアイテムです。髪をタオルドライしてヘアオイルをなじませ、そのうえでドライヤーを使えば熱ダメージを軽減することが可能です。最後に冷風を当てると、キューティクルが引き締まり、髪全体がツヤツヤに!
ヘアオイルは、スタイリング剤としても使えます。広がりがちな髪のボリュームを抑えたり、ウェットな質感やナチュラルな毛束感を出したりするのにピッタリ。ニュアンスのあるスタイルもチャレンジしやすいので、アレンジの楽しみが広がります。
ただしヘアオイルはつけすぎるとベタつくので、使用量に注意しましょう。
ほとんどのヘアオイルには香りがついています。髪質を改善したり、うねりなどの悩みを解決するだけでなく、香りによって気分を上げられるのもヘアオイルの良いところ。
香りはいろいろなものがありますが、大きく分けると甘い香りと爽やかな香りに分けられます。甘い香りの具体例としてフローラルやバニラなど。爽やかな香りは、レモンや柚子などの柑橘系の香りやミントなどがあります。
使っているシャンプーや香水との相性を考えながら選ぶと、より良い香りに仕上がるでしょう。
メリットいっぱいのヘアオイルですが、使うならうるツヤを叶えて使い心地もいい製品を選びたいですよね。そんなワガママを叶える理想のヘアオイルを探し、以下の3つのテストを実施しました。
なんといっても仕上がりが大事。現役美容師がブロー後の仕上がりをチェックし、判定しました。
人毛100%のマネキンヘッドを同じシャンプーで洗髪し、各製品を同量ずつ塗布。ドライヤーで乾燥させた後の髪のまとまりを中心に、ツヤ、手ざわり、指通り、ボリューム感などをプロの視点でチェックして5段階評価しました。
あらゆる髪の悩みと向き合ってきた毛髪のプロが、各製品の成分表示をもとに、髪への効果を分析しました。