初恋めしは「おにぎり」
「6歳の頃のお話。家族ぐるみで親しくしていた年上の幼なじみ一家と週末にドライブに行くことになり、わたしは自分が作ったおにぎりを彼に食べてほしいと思いながら母とお弁当の準備をしていました。それが、天候のせいだったかでドライブが中止になってしまって。悲しかったなあ。
その後、わたしはきっとこの人と結婚するんだろうな、と淡い期待を胸に秘めたまま大人になったけれど、その幼なじみは別の人と結婚して家族を作り、そしてなんと、二十代の若さで病気を患い亡くなってしまいました……。
そんな経験をしているので、思ったことをできるだけ言葉にして伝えよう、今この瞬間まわりにいる人たちを大切にしよう、そう思いながら日々を生きています」
今、大切な人に作るなら?
海苔は使う前に一枚ずつ炙るのがこだわり。
「平日は家でゆっくり食事をする機会が少ないので、たまに夫婦で食卓を囲むときは和食一択。ごくふつうのお味噌汁をとても喜んでくれます。居酒屋ではあまり頼まないだろうし、家庭の味にほっとするのかな。
今年は鍋いっぱいに大豆を茹でて味噌を仕込んだので、熟成が楽しみです」
4. で、付き合ってたの?付き合ってなかったの?
macaroni 編集部 編集長 / おーしゃん @freeride_cooking
ゆる〜い人柄でmacaroniメンバーをまとめながら、カメラマンやモデルとしても駆り出される多忙編集長。実は料理の腕前がプロ級…… インスタグラマーとしても活動中!
初恋めしは「本格だし鮭茶漬け」
「20歳の頃。当時、懐石料理屋の厨房で働いていたので、無駄に本格的な料理ができる状態でした。そんなとき、付き合ってるような付き合ってないような彼女(笑)が風邪を引いて寝込んでいるという連絡があり、家に行ってご飯を作ってあげたのが最初の初恋めしですかね。
熱々のご飯に、ほぐした焼鮭と大葉の千切り、ごま、海苔をのせて、しっかりと取った出汁に少し創味のつゆを混ぜたものをかけて出来上がり! ちなみにこれは当時のお店のまかない飯でもあります。
具合が悪くて食欲もなかったのですが、“おいしいおいしい” と完食していました。風邪もその後すぐに良くなったみたいです。……が、それから数週間後、実家に戻ると言って地方に帰っていきましたとさ。精魂込めた鮭茶漬け返せー!」
今、大切な人に作るなら?
※編集長、自宅でガチで撮ってます
「創作寿司と料亭並みの赤だしを作ります。最近、海外のお寿司に興味があっていろいろ研究していて。日本食なのに日本にはないような、おいしくて華やかなお寿司を作ることにハマっています。そして味噌汁には自信ありなので、セットで振る舞いたいですね」
5. 大学時代の初々しいお部屋デート
macaroni 編集部 マネージャー / みやちゃん
マネジメントや企画のチェックをおこなう一方、野菜ソムリエの資格をもつ健康オタクマネージャー。でもお酒は大好きで、カラオケではしっかり立って歌うというはじけぶりが見られる。
初恋めし「簡単コンソメリゾット」
「大学時代、はじめて彼が遊びにきた日の夜ごはんに作りました。
『簡単なのに見栄えが良くて、これを作って出したらポイント高いよ。絶対褒められるはず!』と友人から教わったレシピです(笑)。
料理に関しては、当時母親のお手伝いのみで、一から作って完成させた経験がなかった私でも、口頭で教わっただけですぐに再現できました。
具材を炒めてコンソメと分量に合わせた水を投入。炊いたご飯を入れたら、水分がなくなるまで煮込みます。とろけるチーズを入れてできあがり!
緊張して食べていたのが印象的でしたが、おいしいと言って食べてくれたので、ひと安心。お互い初々しい状態でした。」