無料の会員登録をすると
お気に入りができます

生きてるキムチ…?注目の次世代漬け物ブランド「10% Iam」が発売開始

“発酵食品” とは、菌の力をつかって発酵させた食品のこと。お酒や味噌や漬け物など、その多くが身近なものです。今日ご紹介するのは、2019年6月29日に発売をされた『次世代のお漬け物』。無添加のキムチや、ごはんやバゲットに合うおしゃれな漬け物は、編集部のこの夏イチオシのギフトです!

macaroni編集部レポート

次世代の発酵食品ブランド「10% Iam」

Photo by macaroni
Photo by macaroni

今日ご紹介するのは、発酵食品ブランド「10% Iam(テンパーセント アイアム)」。

その不思議な名前ときれいなパッケージに惹かれて、ブランドリリースのお披露目会にお邪魔してきました。立ち上げたのは「スープストックトーキョー」などで知られる株式会社スマイルズで10年以上活躍されていた平井 俊旭氏。

“次世代漬け物” とうたう「10% Iam」が発売する商品は、キムチや漬け物といった一般的な発酵食品ですが、そのひとつひとつに “発酵” 本来のおいしさやパワーがぎゅっと詰めこまれているんです。

「発酵食品」を現代人のもっと身近に

Photo by macaroni
Photo by macaroni

お披露目会は、渋谷ヒカリエの d47 MUSEUM で開催している『Fermentation Tourism NIPPON』展のなかで開催。当展は全国47都道府県の発酵食品を紹介するというもので、キュレーターは、発酵デザイナーの小倉ヒラク氏(写真右)です。

前半のトークセッションは、代表の平井さん(写真左)、小倉さん、「10% Iam」の商品開発にたずさわっている発酵料理人のたやまさこさん(写真中央)の3名でおこなわれました。

Photo by macaroni
Photo by macaroni

発酵料理家たやさんの自慢のへしこ

3人のディープな発酵トークと共に、たやさんが毎年作っているというへしこが振舞われました。へしことは、さばを塩漬けにしてからぬか漬けにする、昔からある保存食。噛みしめるほどに塩気とうまみが広がり、お茶漬けやお酒がグッと味わい深いものになりそうです。

たやさんの活動拠点であり、「10% Iam」が生まれた地である滋賀県の高島市では、酒造が多く残っていたり、郷土料理にへしこがあったり。昔から食べられてきた発酵食品が、今でも深く生活に根付いているんだそう。

滋賀県にそんなに発酵文化が発達している地域があるなんて初耳。気になるかたは、以下の “発酵するまち、高島” のリンクへどうぞ。

高島市商工会|発酵するまち、高島。

人間は菌に支えられて生きている

Photo by macaroni
Photo by macaroni

後半は「10% Iam」の立ち上げや、コンセプトやブランド名に関するお話。

平井さんは、スマイルズ時代にスープストックトーキョーの業態を作ってきた経験を地域で試したいと独立されました。いろんな地域に携わる中で、今回滋賀県高島市の “発酵文化” と出会い、いっしょに商品づくりをはじめたんだそう。

発酵といえば “菌” ですが、ふだん生活していると、菌を意識する瞬間は病気のときくらいな気がします。でも、人間の指先1センチだけで、日本の人口と同じくらいの大量の菌が存在しているんだそう。また、人間の身体は約90%ほど菌が占めていて、残りの10%くらいが人間の部分…… そう考えると、人間は菌に支えられて生きているようなものですよね。

そこから “植物性乳酸菌と仲良く暮らす” というコンセプトが生まれ、自分は10%ほどだという「10% Iam」の名前がつけられたようです。

6種類の商品を実食!

Photo by macaroni
Photo by macaroni

さて、お待ちかねの試食。今回は平井さんのおすすめでもあり、「10% Iam」の商品を幅広く知ることができる、6種類の商品が提供されました。

Photo by macaroni
Photo by macaroni

■生きてるキムチ 〜かけるチョップド大根〜(写真左)
細かくカットした大根とねぎのキムチ。さっぱりとしていて、“荒い大根おろし” のような口当たりです。ごま油の風味がいい香りで、これは豆腐やそうめんと相性がぴったりなはず。メキシコのチリソースのように、タコスやホットドッグに使うのもおすすめだそう!

■ご飯に ごぼうと紫蘇の南蛮味噌(写真中央)
口に入れた瞬間、ごぼうの風味をダイレクトに感じられます。味噌なのでもちろんごはんに合いますが、結構辛いので子どもは要注意。大人のごはんのお供や、晩酌のおつまみにしてください。筆者イチオシ!

■鯖の醸しリエット(写真右)
あっさりと食べやすく、アレンジの幅も広がりそうなリエット。ごはんだけでなく、バゲットにのせて食べるのもいいですね。

Photo by macaroni
Photo by macaroni

■生きてるキムチ 〜干し大根〜(写真左)
一度大根を干してからキムチにするという、一手間加えられた商品。代表の平井さんのイチオシでもあります。パリッとハリがあり食感がいい!ごまの風味も効いてます。

■ご飯に 塩麹漬けサーモン(写真中央)
ごはんと抜群の組み合わせであるサーモンは、塩麹で漬けているから風味が華やか。ほんのり甘みがあるのも、麹の特徴ですね。クリームチーズと混ぜたり、いくらを乗せて、日本酒といっしょにいただきたいです。

■無添加のコチュジャン
韓国の発酵食品、コチュジャン。甘さがとても自然で優しく、後味にピリッとした辛味が残ります。コチュジャンをそのまま食べるという発想がなかったのでびっくり。肉味噌にしたり、焼きおにぎりにするとおいしそうです。

オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ