お酒を飲むと太るのはなぜ?
実はお酒よりもつまみが太りやすい!
アルコールはエネルギーとして燃焼されやすいとお伝えしましたが、アルコールが優先的に燃焼されるということは、お酒と一緒に食べているつまみのカロリーは燃焼されるのが後回しになってしまいます。
お酒のつまみとしてよく食べられる唐揚げなどの揚げ物やポテトサラダ、餃子などのように脂質と糖質を多く含むものは、カロリーが高くても燃焼されるのが後回しになり、結果過剰にとったカロリーは体に脂肪として蓄えられてしまいます。
アルコールとつまみがダブルで食欲を増進させる
お酒を飲むといつもよりたくさん食べてしまうという人が多くいますが、これはアルコールによる食欲増進作用によるものです。
また、アルコールの利尿作用により脱水状態になると体は塩分を欲します。そして、味の濃いつまみを食べることで、さらに食欲が増進するといった悪循環に陥ってしまうのです。
締めにラーメンを食べたくなるのはなぜ?
アルコールを肝臓で分解する際には糖分も必要です。お酒を飲むとラーメンを食べたくなるのは、脱水による体の塩分の欲求と、肝臓でのアルコール分解で消費された糖分を補うための欲求によるものです。
体が欲しているラーメンですが1杯500kcal以上あるため、締めに食べてしまうと当たり前ですがカロリーオーバーで太ってしまいます。
また、女性の場合は体が糖分を欲しているため甘いスイーツが食べたくなってしまう人も多いですが、高カロリーなスイーツもお酒を飲んだ後に食べてしまうと太ってしまいます。
賢い飲み方で夏でも太らずお酒を楽しむ
ポイントは”つまみ”と”お酒の種類”
太りたくないけれども、夏は暑気払いにビアガーデンなどでお酒を楽しみたいという方は、つまみの選択方法や飲むお酒の種類を見直してみましょう。
はじめのつまみは塩分の少ないものを
飲み会の最初に味の濃いつまみを食べてしまうと、それがきっかけで食欲が増進してしまいます。まずは枝豆や冷奴、刺身、冷やしトマトなど味が薄めでさっぱりとしたものを食べましょう。最初に頼みたくなる漬物は、カロリーは低いのですが塩分が高いためお酒のつまみとして最初に食べてしまうと食欲増進を助長させる可能性があります。
また、どうしてもお酒と一緒に揚げ物が食べたい場合は最初に食べることをおすすめします。揚げ物は胃の中に留まる時間が長いので、アルコールとおつまみで食欲増進作用が出る前の最初に1品ほど揚げ物を食べることで、食べ過ぎ防止に繋がります。ただし、たくさん食べないように気をつけましょう。
乾杯のビールの次はハイボールがおすすめ!
ビールは中ジョッキ1杯で約200kcalとおにぎり1個分のカロリーと同じ位です。ビールを3杯飲んでしまうと600kcalとラーメン1杯のカロリーと同じぐらいになってしまいます。
それに対してウィスキーを炭酸水で割ったハイボールはジョッキ1杯で約100kcalとビールに比べてカロリーが半分です。カロリーの高いビールは最初の1杯で、2杯目からはカロリーの低いお酒に切り替えましょう。
だらだらとお酒を飲むのはやめる
飲み会の終盤になるとだらだらとお酒を飲み続けてしまいますが、何気無く飲んでいるお酒もカロリーがあるということを忘れてはいけません。
だらだらと飲み続けるのではなく、終盤になり話に盛り上がっているときは、お酒ではなく水を飲むようにすることで余計なカロリー摂取を抑えられ、また脱水や二日酔いの予防にもなるのでおすすめです。