みんなが大好きな「チョコレートサンドクッキー」。手作りするなら、うんとおいしいものが作りたいですよね。東京・神楽坂にある「無添加焼菓子 レリーサ」の店主・田村智子さんの本『無添加焼菓子「レリーサ」の体にやさしいクッキーとケーク』のレシピなら、素材の味がしっかりと感じられるおいしいクッキーになりますよ。
素材の味が活きたお菓子を作る「無添加焼菓子レリーサ」
オーガニックや無添加のお菓子を作るには、特別な材料が必要だったり、すごく手間がかかるイメージがあるかもしれませんが、ちょっとしたコツを押さえれば、身近に手に入る材料だけで簡単に作ることができます。
そう語るのは、東京・神楽坂のお菓子屋さん「無添加焼菓子レリーサ(以下レリーサ)」の店主・田村智子さん。田村さんが2005年に開店したそのレリーサは、素朴でやさしく、繊細な味わいのお菓子が人気で、遠方から足を運ぶお客さんもいるほどの名店。
そんな自慢のお菓子を家庭で作りやすいように教えてくれるのが、田村さんの著書『無添加焼菓子「レリーサ」の体にやさしいクッキーとケーク』です。香料やベーキングパウダーなどの添加物を使わなくてもできる、さくっと軽い食感のクッキーやふんわりとしたケーク(パウンドケーキ)のレシピは、工程が写真付きでわかりやすく紹介されていて、作ってみたいと思うものばかり。
今回は特別に、本の中から「チョコレートサンドクッキー」の作り方をご紹介します。
ギフトにもおすすめのシンプルなチョコレートサンドクッキー
さくさくのクッキーに挟まれた、ほろ苦いチョコレートが絶品のチョコサンドクッキー。定番の味ですが、だからこそ小さな子どもや男性にも人気が高く、ギフトにするのもおすすめですよ。
材料(約5㎝のもの約30個分)
薄力粉 … 90g
バター(食塩不使用、室温に戻す) … 90g
溶き卵(室温に戻す) … 1/2個分(約25g)
きび糖 … 35g
塩 … 少々(約0.3g)
皮なしアーモンドパウダー … 10g
ビターチョコレート(カカオ分50~60%) … 25g
準備
薄力粉はアーモンドパウダーと合わせてふるいます。きび糖もふるっておいてください。
口径8㎜の丸口金を絞り袋にセットし、オーブンは160℃に予熱しておきます。
作り方
1. ボウルにバターを入れ、ゴムベラで練るように混ぜてクリーム状にします。きび糖と塩を加えて軽く混ぜ、ハンドミキサーの中速で白っぽくなるまで混ぜてください。
2. 溶き卵を加え、中速のままクリーム状になるまで混ぜ、薄力粉とアーモンドパウダーを一度に加えます。ゴムべらで、粉っぽさがなくなるまで切るように混ぜましょう。
3. コップに絞り袋を立てて入れ、入れ口を外側に折り、(2)の生地を入れます。コップから取り出し、カードで口金の方に生地を寄せながら空気を抜いてください。
4. 絞り袋の入れ口をねじり、クッキングシートを敷いた天板に5㎝の長さに約60個絞り、160℃のオーブンで12分焼きます。天板の向きを変え、クッキーの位置を入れ替えて12分焼き、ケーキクーラーにのせて冷まします。
5. チョコレートを細かく刻み、湯せんにかけて溶かし、ポリ袋に入れます。袋の底の片方に寄せてねじり、絞り袋のように先をはさみで小さく切ってください。
6. クッキーが冷めたら2個を1組にし、片方の裏側に(5)を絞り、少しおきます。チョコレートが半乾きになり、つやが落ち着いたら、もう片方のクッキーをのせてはさんで完成です。