「送料無料」に縛られない
なぜ1個だけでも送料無料になるのか
忙しいときに便利なネットショッピング。
クリックするだけで、水やお酒など重いものをはじめ、「こんなものまで買えるの!?」という商品もすぐ届くので、ついつい使ってしまいますよね。
その際「送料無料」だと、ページのアクセス数に対して購入率がグンと上がるそうです。
逆に、送料無料じゃなければ買わないという人が増えているといいます。
そこに買わせる側の罠が仕掛けられているのです。
ですので、送料無料だからとむやみに買うのはやめましょう。
たとえば、本やCD、DVDなど、あと1つで送料無料となったとき、それほど欲しくなくてもなんとなく気になっているものを探して買って、あとで後悔したなんて経験のある人は多いと思います。
それはまだ、ふみとどまれるとして、やっかいなのが値段に関係なく1点でも送料無料になる場合です。
600円のもの1つでも、数百円かかるはずの送料が無料になることがあります。
なんでこんなことが可能なのでしょうか。
あるショッピングサイトはこういう仕組みになっています。
もちろん、サイト側は配送会社に送料をきちんと支払っています。
要は、サイト側が自ら負担しても、たくさんの人が買ってくれれば、負担した送料をまかなえるくらいの利益が生まれるからなのです。さらに、取扱件数が多いので、特定の配送会社だけと法人契約を結ぶことで、一件あたりの送料を本来の送料よりもだいぶ値下げしてもらっています。
これでは、街のお店はたちうちできません。
「部屋にものがあふれている」「ものが片づけられない」「無駄な買い物をしている」人ほ
ど、送料無料にどっぶりつかっているのではないでしょうか。
こういった人はまず、送料無料と距離を置いて、必要なものだけを買うようにしましょう。きちんと送料を払っても、そのほうが確実にお金が貯まり、部屋はシンプルになるはずです。
ショッピングサイトの奴隷にならない
ネットショッピングがおそろしいのは、それだけではありません。
別に買わなくても、あらゆる商品が簡単に探せるので、ショッピングサイトは見ているだけで楽しくなってきます。
暇さえあれば、つい癖でスマホやパソコンで見てしまうものです。
ある意味、それ自体が娯楽になっていて、マンガや音楽など、エンタメ系のサイトと変わらなくなっているのです。
脳は楽しいと感じると、もっともっとと要求してきます。
ですから、むやみに見るのもやめましょう。
さらには、自分の購入履歴から、「こんな商品もオススメです」とサイト画面やメールで頻繁にすすめてきます。
無邪気にネットサーフィンをしている人には”ネット断食”オススメしたいところですが、スマホという端末がある今、それを強要するのはヘビースモーカーに禁煙をさせるようなものでしょう。
ですので、こういう買わせる側の本音を認識してつきあうことです。
ショッピングサイトとはほどよい距離感で上手につきあい、なるべく無駄遣いをしないように心がけましょう。
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