夜眠くなるまでの間、部屋を明るくしてテレビを見ながら睡眠に入るという方もいるのではないでしょうか?実は夜テレビを見ながら寝ることは、太る原因となる場合もあります。その原因と、ダイエットのために最適な睡眠の取り方をご紹介します。
夜テレビをつけて寝ると太る原因は?
夜テレビをつけていると肥満のリスクが上がる!?
国立環境衛生科学研究所は、女性を対象に「寝る前にテレビをつけているか」と5年間の体重の増減について伺った調査をしました。
すると、夜寝る前にテレビをつけていたり、部屋を明るくしたりしている人は、部屋を暗くして寝ている人に比べて5年で5キロ以上太る人危険性が17%上がり、BMIも10以上増えて太ってしまう危険性も13%上がる結果となりました。寝る前につける光はテレビだけでなく、照明もよくないことがわかりました。
参考・参照:保健指導リソースガイド
(http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2019/008290.php)
体内サイクルに悪い影響をもたらして太る!?
夜にテレビなどをつけっぱなしにして光にさらされると、ストレスホルモンを刺激してしまい、食欲に影響をもたらすと言われています。ストレスを感じたとき、ついつい食べ過ぎてしまうことがあることでしょう。
また、夜に光を浴びながら寝ることは、代謝にも影響があると言われています。代謝が悪くなると脂肪が燃えにくくなり、太りやすくなるおそれがあります。
ダイエット中には、規則正しい生活を送り、筋肉をつけて代謝を上げてやせやすい体質をつくることが非常に大切です。寝る前にテレビを見ながら寝ることは避け、代謝のよい身体を維持しましょう。
やせるために最適な睡眠とは?
夜寝る前にテレビなどの光を避ける
まず、夜寝る前にテレビをつけたまま寝ることはやめましょう。テレビだけでなく、スマートフォンや、照明の明かりもよくないと言われています。寝る前は部屋を暗くして、ぐっすりと睡眠できる環境を整えることにより、体内リズムが整って太りにくい体質への改善にもつながります。
質の良い睡眠をとってダイエット向きの体質に
やせやすいダイエット向きの体質をつくるためには、6〜7時間は睡眠をとることがいいと言われています。寝ているときには、ダイエットに関係するホルモンが分泌されているためです。
寝始めてから2〜3時間後には、成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは、脂肪を分解する働きがあると言われています。
また、睡眠が短いと食欲を増進するホルモンが分泌されます。睡眠をしっかり取ることにより、次の日の食べ過ぎを防止することにつながるでしょう。
質のいい睡眠をとるためにやるべきこと
日中の生活に気をつけてみる
質のいい睡眠をとるためには、日中の生活に気をつけることも大切です。まず朝起きたら、カーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。太陽の光を浴びることにより、目が覚めて体内リズムが整うと言われています。さらに、朝きちんと太陽の光を浴びることで、夜になると睡眠のリズムをよくするをホルモンであるメラトニンの分泌を促すことが期待できます。
また、日中時間があるときには適度な運動を行うことにより、夜の寝付きもよくなりぐっすりと寝ることができるでしょう。
むくみ対策にも!アロマオイルを使用したマッサージ
寝付きをよくして質のいい睡眠をとりたいときには、アロマオイルでマッサージをしてから眠りにつくこともおすすめです。
脚などのリンパを刺激しながらマッサージすることにより、血行がよくなり身体がポカポカして眠りにつきやすくなるでしょう。また、リンパを刺激することにより体内の老廃物が排出されやすくなり、むくみの改善や予防にもつながります。
ラベンダーやオレンジなどは睡眠の質をよくする効果があると言われているため、睡眠を深くするのに適した香りのオイルを使用してみるといいでしょう。