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気にしすぎて苦しい……思い込み癖から解放される方法

ライフスタイル

周囲から“どう見られているのか”を気にしすぎる人がいます。既読のLINEに返事がないのは嫌われたんじゃないか。後ろの席のヒソヒソ話は私の悪口なんじゃないか……さまざまなことを気にしすぎて毎日グッタリ。このように「気にしすぎてしまう」のはなぜでしょう? なんでも気にしすぎてしまう心理と対策を、心理学者の平松隆円さんに教えていただきます。

平松隆円(化粧心理学者)

自分よりも相手優先

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また9番目の「相手との関係がまずくなりそうな議論はできるだけ避けたい」は、自分の意見が正しい・正しくないにかかわらず、“相手が不快な気持ちになることを避けようとする心理”が影響しています。

自分のことよりも相手のことを優先してしまうことで、いろいろと気になってしまうんです。

消極的な性格

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“消極的な性格”というのも、拒否回避欲求に関係していると言われています。拒否回避欲求が強いと、周囲から嫌われないようにしよう、と自分が積極的に発言したり行動したりするのを抑制してしまうというんです。

それで結果的に、消極的な性格になってしまうわけです。

気にしすぎる性格を直して、もっとラクになる方法

それでは、どうすれば“気にしすぎ思考”から脱却して、ラクになれるのでしょうか。いくつか考えてみましょう。

基本は、“考えない”

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気にしすぎる人は、「気にしすぎ症候群」ともいえるくらい、気にしてばっかりです。気にする、つまり考えることが多いと、それだけで疲れてしまいます。

なので、まずは何も考えなくてもいい時間を作りましょう。1人で映画をみたり、趣味に没頭するのもいいと思います。

八方美人をやめる

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たしかに人間関係は大事です。ですが、だからといって気にしてばかりだと、人間関係だけはなく、仕事だってうまくいきませんよね。

ですから、相手に配慮しすぎるあまりに自分の気持ちや考えをおさえこむのではなく、もっと自分を大事にしてみましょう。いいかえるなら、“八方美人をやめる”ということです。

気にしすぎは、まさに“自意識過剰”だと理解する

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周囲が自分のことを変に思ったらどうしようという不安が、気にしすぎることに影響するのだとしたら、根本的に「人は自分のことなんて興味ないんだから」と思うことが大事です。つまり、周囲が自分に注目しているという、ある意味での自意識過剰さが、気にしすぎにさせてしまっているわけです。人は案外、他人のことになんて興味がないんだと思いましょう。

気にしすぎはストレスの原因にもなり、心や体の不調にもつながります。もちろん簡単なことではないかもしれませんが、“気にする”を少しでもやめられたらいいですよね。

(平松隆円)

※画像はイメージです

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