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“真のコスパ狙い派”が買うべきは、スティックよりこっち説

ライフスタイル

コードレススティック掃除機が全盛の時代ですが、何げに従来タイプの「キャニスター型掃除機」も根強い人気があります。という訳で、あらためてキャニスター掃除機の魅力を掘り起こしつつ、注目のモデルをご紹介したいと思います!

青山 卓弥/Test by 家電批評編集部

スティック型じゃない掃除機…実はまだまだ人気があるんです!

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掃除機と言えば、昨今ではダイソンをはじめとする「コードレススティック型」が主流となっています。……しかし、スティック型に押され気味になっているとはいえ、まだまだキャニスター型の需要が高いことがうかがえます。

2018年は掃除機の総販売台数が810万で、そのうち300万台近くがキャニスター型となっています。

そういった状況の中、2019年2月にシャープがキャニスター型の新モデルを発売して話題となりました。

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シャープ
紙パック式掃除機
EC-VP510
実勢価格:2万7000円
サイズ:19.4×39.5×18.2cm
重量:2.4kg(本体のみ)

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掃除中の手元の軽さを重視して、パイプなどを軽量化したという「EC-VP510」。

スティック型掃除機と違ってバッテリーなど重い部品を地面に近いところに設置できる分、手元の軽い使い心地を実現できるという、キャニスター型掃除機ならではのメリットを最大限活かしたモデルのようです。

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そもそもキャニスター掃除機ってどんなもの?

ここからはキャニスター型掃除機の根強い人気のヒミツを探るべく、もう少し詳しく特徴などを見ていきたいと思います。

キャニスター型とスティック型のメリット・デメリット

キャニスター型掃除機のメリット

キャニスター型掃除機は昔から一般的に使われているタイプの掃除機。車輪のついた本体にホース、パイプ、ヘッドを繋いで使用します。

吸引力が強く、スティック型に比べるとダストボックスの容量が大きいモデルが多く、ゴミ捨ての回数が比較的少なくて済みます。

最近では充電式のモデルも出ていますが、基本的には電源コードをコンセントに挿して使うので、充電やパワーの低下を気にする必要がありません。

また、格安でありながら吸引力バツグンの製品が多いのでコスパ面も悪くありません。

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キャニスター型掃除のデメリット

本体が大きめなので場所を取りがち。昔よりデザイン性がアップしているとはいえ、人目につくところに出しっ放しにしていると、ダラしなく思われる可能性も……。

収納場所を確保や、使用の度に出し入れする必要がある点はややメンドウかもしれませんね。

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パナソニック
MC-PK17G
実勢価格:1万7800円
※生産終了品につき在庫僅少です。

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ちなみに、上の写真に登場しているパナソニックのキャニスター型掃除機「MC-PK17G」は2017年の検証でベストバイに輝いた逸品です。

すでに生産終了となっており、現時点では2019年2月に発売された「MC-PK20G」が最新モデルとなっていますが、PKシリーズの基本的なポテンシャルはコチラの記事でご確認いただけると思います。ご参考までにどうぞ。

スティック型掃除機のメリット

対して掃除機の主流となっているスティック型は、ホースがなくて本体とパイプが一体化しています。

コンパクトで取り回しがよく、インテリア性に優れたモデルが多いので、リビングなど人目につく場所に出しっ放しにしてもさほど気になりません。

また、すぐ手が届く場所に置いておけるので、掃除機がけのハードルが下がるというメリットもあります。

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スティック型掃除のデメリット

スティック型掃除機は充電式のモデルがメインのため、バッテリーの持ちやパワーの低下などが気になります。

また、キャニスター型よりダストボックの容量が小さめなので、マメにお手入れをする必要があります。

さらに冒頭のシャープの新モデルの紹介部分でもお伝えしましたが、キャニスター型よりバッテリーなどが手元に近い部分に配置されているモデルが多く、たとえ重量が同じであってもスティック型の方が手元が重く感じられます。

キャニスター掃除機を選ぶ際のチェックポイント

ひと口にキャニスター型掃除機と言っても、実はいろいろなタイプがあります。そこで、購入前にチェックしておいた方がいいポイントをまとめてみました。

チェック①紙パック式かサイクロン式か?

キャニスター型掃除機には「紙パック式」と「サイクロン式」のものがあり、集塵(しゅうじん)方式が異なります。

紙パック式

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吸い込んだホコリを掃除機内にセットした紙パックの中に集めます。紙パックがフィルターの役割を兼ねていて、ホコリを濾しとって空気のみを排出します。

紙パックを捨てるだけなので、ゴミ捨てがカンタン。でも紙パックは使い捨てなのでランニングコストがかかります。

サイクロン式

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サイクロン式は吸い込んだホコリをダストカップに集めます。そして、吸い込んだ空気を回転させて遠心力によってホコリと空気を分離。ホコリはダストカップに、空気はフィルターを通して排出されます。

紙パックが不要でなので経済的ですが、こまめにゴミを捨てたり、フィルターの手入れをする必要があります。

チェック②ヘッドの種類はどれか?

キャニスター型掃除機のヘッドは製品により異なります。大まかに「パワーヘッド」「タービンヘッド」「ノーマルヘッド」の3種類に分けられ、それぞれ得意とすることが異なります。

そして、ヘッドの性能は集塵能力にも影響します。

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パワーヘッド(モーターヘッド、パワーブラシ)

【使用目安】
カーペット:◯ フローリング:◯ 畳:◯

「パワーヘッド」はヘッド内のブラシをモーターで回転させるタイプ。パワフルな電動ブラシがゴミをしっかりと掻き出すので、集塵性能が高めなのが特長です。

基本的にカーペットや絨毯の掃除を得意とするヘッドですが、フローリングや畳もキレイになります。

なお、高級モデルの中には「自走式パワーヘッド」を備えたものもあります。強力なモーターを搭載していて、回転ブラシの力だけでスイスイと前に進むので、使用する際はグリップを軽く押す程度でOKです。

「パワーヘッド」より「自走式パワーヘッド」の方がパワーは強力ですが、ヘッドの重量はやや重くなります。

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タービンヘッド(エアタービンヘッド、タービンブラシ)

【使用目安】
カーペット:△ フローリング:◯ 畳:◯

「タービンヘッド」はモーター非搭載で、吸い込む空気の力を利用してヘッドに付いたブラシを回転させます。モーターがいらない分、軽量で価格もお手頃です。

フローリングや畳の掃除なら問題ないですが、掻き込む力が弱めなのでカーペットの掃除には不向きです。

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ノーマルヘッド(床ブラシ)

【使用目安】
カーペット:△ フローリング:◯ 畳:△

吸い込み口にちょっとした植え込みブラシが付いていますが、「パワーヘッド」や「タービンヘッド」のような回転ブラシはありません。

風の力でゴミを吸い込むだけで、掻き出すことはできません。昔ながらのヘッドといった感じで、現在では主に格安モデルに搭載されています。

以上、キャニスター型掃除機を選ぶ際のチェックポイントでした。ぜひ、それぞれのタイプの特徴を確認して、ご自身のライフスタイルにマッチしたものをお選びください。

基本情報をおさえたところで、定番品から変わり種まで、編集部おすすめのキャニスター型掃除機を一挙ご紹介したいと思います!

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