すぐにできる、いつでも、誰でもできるダイエット方法、それは「よく噛む」こと。やることは、「よく噛む」ことだけ!簡単で、体にいいこともわかっているのに長続きしない…。それってどうして?ちょっとしたコツで差が出る「噛みワザ」を、管理栄養士が伝授します!
「よく噛む」と、何がいいの?
満腹中枢が刺激され、少量の食事でも満腹感が出る
「よく噛む」と、唾液が分泌されて、満腹中枢が刺激され、少量の食事でも満腹感が得られるようになります。よく噛まず、はや食いをしてしまうと、満腹中枢が刺激される暇もなく、食べ過ぎる可能性が高くなってしまうのです。厚生労働省でも、「カミングサンマル」として、“一口30回以上噛む”ことを提唱しています。
でも…、一口30回も噛むなんて、からだにいいとわかってはいるけど続かない!という方も多いのではないでしょうか。どうしたら噛む回数を倍増させてダイエット効果を上げることができるのでしょう。

「よく噛む」コツはこれ!
【1】「シャキシャキ」「コリコリ」と噛めば音のする食材を食べること。
【2】和食の基本である「三角食べ」をする。
続いて詳しく解説していきましょう。

「よく噛む」コツ【1】 「オノマトペ」
「シャキシャキ」「コリコリ」と音のする食材を取り入れる
「オノマトペ」とは、擬音語のこと。つまり、噛むと「シャキシャキ」「コリコリ」と、音のする食材を食べることが第一のポイントです。
よく噛むコツには、すぐ飲み込んでしまえる食材ではなく、噛みごたえのある食材を選ぶことが効果的なのです。

「よく噛む」コツ【2】 「三角食べ」
日本伝統的食べ方「三角食べ」
「三角食べ」とは、お料理を均等に、少しずつ食べていくことです。ごはん、おかず、汁物を並べられている通り順番に食べると、お箸が三角形に動くことから、「三角食べ」と呼ばれます。
お口の中でごはんとお料理を混ぜ合わせることで、味付けの濃さを調節できます。そして時間をかけてしっかり噛むことにもつながります。