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丘と一体化した2世帯住宅庭の眺めを楽しみながら心地良く暮らす

インテリア

いっぽうの子世帯のほうも玄関のつくりが特徴的だ。広い土間的空間は天井が高くつくられていてギャラリー的な空間でもある。玄関入って右手には幅広の階段が設けられていてそれを上ると庭に面したLDKへと到る。
LDKは親世帯以上に庭に面した開口が大きく取られていて、そこから下部に位置する庭への眺めは緑を十二分に満喫できる格別のものだ。明るい空間にアイランドキッチンをうまく配したつくりもこの空間の心地良さを増幅させている。

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子世帯のリビングから玄関を見る。家形の空間の部分に幅広の階段がつくられている。

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キッチンの近くにウェブデザイナーをされている奥さんの仕事場が確保されている。

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コーナー部分に大きく開けられた開口に沿って木のベンチがつくられている。ここからの庭を見下ろす眺めは格別だ。壁・天井には珪藻土が塗られている。

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大きめにつくられたアイランドキッチンがこの空間の中心的存在となっている。丸鋼(断面が丸い棒状の鉄筋)を使ったデザインがこの明るくてオープンな空間に軽快感をもたらしている。

住み始めてから1年と数カ月。奥さんは庭へと向かって丘状にせり上がる庭へのアプローチ部分を見るのがお気に入りという。「住めば住むほど気に入ってきました」という内部空間ではコーナー部分に設けられたベンチのあたりが「この家でいちばん気持ちが良くて気に入っている」と話す。
芳賀さんが「ここから庭を見るのはすごく気持ちがいい」というのも奥さんと同じベンチのあたり。ベンチに座って庭を眺めることが多いという。起伏のある庭に緑が巧みに配置された景色はめったにあるものではない。この家の心地良さは家のつくりと庭への眺めがセットになっているのである。

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子世帯の軒下にはビカクシダが付けられた流木が吊り下がる。植物は息子さんが趣味で育てている。

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子世帯の縁側に鉢に植えられたディッキアが並ぶ。

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温室から親世帯部分につくられたテラスを見る。

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親世帯の2階の壁にも息子さんが育てる植物が掛けられている。右が温室で外壁にはガルバリウム鋼板が張られている。

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2世帯をつなぐ温室内には息子さんが育てる植物が並ぶ。

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道路側から芳賀邸を見る。左に子世帯、右に親世帯の建物が配置されている。

芳賀邸
設計 acaa
所在地 神奈川県横浜市
構造 木造
規模 地上2階
延床面積 211.65㎡

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