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水ダイエットの正しいやり方は?管理栄養士が教える注意点

美容

水ダイエットとは水しか飲まない、ご飯代わりに水を飲むなどの過激なダイエットではありません。普段何気なく飲んでいる水ですが、水を飲むことによって代謝アップや便秘改善などのダイエット効果がたくさんあるんです。水ダイエットのメリットや飲み方、注意点などを管理栄養士が詳しく解説します。

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軟水

カルシウムやマグネシウムの濃度が低い軟水は、さっぱりとした風味とまろやかな口当たりとが特徴です。普段日本で飲まれている水道水や国産ミネラルウォーターはほとんどが軟水なので、日本人には料理に使うのにも飲むのも、軟水の方が合うと言われています。

軟水はマグネシウムの含有量も少なくお腹にもやさしいため、赤ちゃんや小さな子どもにも安心して与えることができますが、ミネラル補給はできません。(※8.9)

硬水

硬水は、苦みや、口当たりを重く感じます。しかし、便秘解消に効果があるマグネシウムが含まれているため、ダイエットをしている方がよく飲まれているようです。ほかにも骨粗相症に良いとされるカルシウムや、ミネラルを豊富に含んでいることで動脈硬化を予防し、心筋梗塞や脳梗塞といったリスクを減らすといわれています。

一方で、苦みや風味、香りがあるので、料理の味付けには邪魔になることも。素材の風味を活かしたいシンプルな料理や、紅茶や珈琲など香りを楽しみたい飲み物には適していません。(※8.9)

水ダイエットはお茶ではだめ?

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お茶は利尿作用がある

お茶やコーヒーに多く含まれるポリフェノールの一種、カフェイン。 カフェインは眠気や疲労感をとってくれたり、集中力をあげるというメリットもある反面、利尿作用があります。

多量のカフェインを含む飲料は、尿の量を増やし体内の水分を排せつしてしまうので、水分補給としては適していません。濃いお茶を短時間で一気に飲むようなことも避けましょう。玄米茶やほうじ茶はカフェインが少ないお茶なので、水分補給としてお茶を飲むにはおすすめです。(※10)

お茶は貧血になりやすくなるかも

鉄は非ヘム鉄とヘム鉄の二種類があり、非ヘム鉄は吸収率がよくない栄養素といわれています。さらに一般に日本人が食事から摂取する鉄の85%以上が吸収率の低い非ヘム鉄なのが現状です。

お茶に含まれるタンニンはさらに鉄の吸収を妨げるといわれているため、貧血気味で普段からお茶を飲んでいる人は、食事中を避けるようにしましょう。そのため、水ならそういった心配もありません。(※11,12)

水ダイエットの注意点

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トイレが近くなる

水ダイエットをすると、今までよりも水を飲む量が増えることでトイレが近くなる場合があります。水分を多く摂取した時などに頻尿となることは異常ではありません。

もし、普段からトイレが近いから水を飲むのを我慢しているという人は、筋力トレーニングで骨盤底筋を鍛えることによって改善できるかもしれませんよ。(※13,14)

すぐには結果に現れにくい

水ダイエットは、すぐに効果が出るものではありません。

水を飲むことにより代謝が良くなったり、便秘が解消されたりと、こうしたメリットが少しずつ継続されて積み重なった結果、ダイエットに繋がる可能性があります。結果を求めすぎず、無理のない範囲で取り組んでいきましょう。

水中毒に注意!

こまめに飲むことを忘れたり、喉が渇いたりしたからといって、水を一度に大量に飲むことは危険です。これをしてしまうと、体内の塩分濃度が一気に下がり、体調を崩してしまう状態である「水中毒」になってしまうおそれがあります。

この水中毒は、最悪の場合生死にかかわりますので、必ず気をつけるようにしましょう。 (※15)

水の持つ力はすごい!

普段何気なく飲んでいる水にたくさんの嬉しいダイエット効果があるということがわかりましたね。あまり水を飲んでいなかったかも……という方はぜひ参考にしてみてくださいね。

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