世の中にはたくさんのダイエット方法が存在します。もちろん、健康的にやせられる正しいダイエット方法もありますが、中には注意したい間違ったダイエットも存在します。そこで今回は、管理栄養士が今までで聞いたなかで、一番間違っているダイエットについて解説いたします!これからダイエットを考えている方は、ぜひ読んでみて下さいね。
世の中にはたくさんのダイエット方法が存在します。もちろん、健康的にやせられる正しいダイエット方法もありますが、中には注意したい間違ったダイエットも存在します。そこで今回は、管理栄養士が今までで聞いたなかで、一番間違っているダイエットについて解説いたします!これからダイエットを考えている方は、ぜひ読んでみて下さいね。
オススメできない!間違ったダイエットとは?
ダイエット=とにかく食べるのを我慢する事?
ダイエットと聞くと、とにかく食べないようにする、カロリーを出来るだけ抑える、というイメージを持っている方もまだまだ多いようです。
しかし、こういった「食べないダイエット」は、管理栄養士から見るととても危険で、間違ったダイエットと言えます。食べないダイエットが間違ったダイエットである理由を次の章で解説します。
食べないダイエットが間違ったダイエットである理由とは?
必要な栄養素が不足してしまう
食べる量を減らすと、その分摂れる栄養素も減ってしまい、私たちの身体にとって必要な栄養素が不足してしまう恐れもあります。例えば、太りやすいイメージの炭水化物は活動や脳を働かせるためのエネルギー源となる栄養素です。
そのため、不足するとエネルギーが不足して疲労感やだるさを感じるようになったり、脳の働きも鈍くなりイライラを感じやすくなったり、集中力が低下してしまう可能性もあります。
また、たんぱく質は筋肉の材料となって代謝を維持したり、美しいお肌や髪の毛、やせるために必要なホルモンの材料となるなどの大切な役割があります。さらに、ビタミン・ミネラルは代謝をサポートしたり、身体の調子を整えて健康的に過ごすためには欠かせない栄養素です。
ダイエットの敵というイメージの脂質ですら、お肌や髪に適度な潤いを与えたり、細胞を構成するコレステロールの材料となるなど、人間の身体にとって大切な役割があります。もちろん、どの栄養素も摂り過ぎは良くないのですが、必要な栄養素を適度に取り入れる事はダイエットにとってはもちろん、健康的に過ごすためにも大切です。
リバウンドしやすい体質になってしまう
食べる量が極端に減り、必要な栄養が入ってこない状態が続くと、身体は危機感を感じます。すると、少ない栄養でも生命を維持できるよう代謝を落とし、省エネモードに切り替えます。
そのため、同じ食事量でもだんだんと体重が落ちないようになり、少し多く食べるだけでも体重が増加しやすくなってしまい、結果としてリバウンドしやすい体質になってしまう恐れもあります。
ストレスが爆発すると過食につながる
食べない事は強いストレスを感じます。そのため、無理に食べたい欲求を抑えてしまうと、何かの拍子に爆発してしまい、自分では食欲を抑えられず食べ過ぎてしてしまう可能性があります。ストレスによる食べ過ぎで体重が増え、その体重を減らすために食べないようし、またストレスで食べ過ぎ…という悪循環に陥らないよう注意しましょう。
正しいダイエットとは?
規則正しく、バランスの良い食事を摂る事が大切です!
栄養バランスの良いお食事の基本は、主食(ごはん・パン・麺類などの炭水化物)、主菜(肉・魚・卵・大豆製品などのたんぱく質)、副菜(野菜・海藻類・きのこ類などのビタミンミネラル)の3点セットを揃える事です。
「主食・主菜・副菜」の3点セットをそろえる事で身体にとって必要な栄養をしっかりと摂る事が出来ますので、「筋肉を維持して体脂肪を落とす」という健康的なダイエットにつながります。
また、それぞれの1食あたりの目安量ですが、主食は軽く握ったこぶし1個分、主菜は指を含まない手の平1枚分、副菜は生の状態ですと両手一杯、加熱してかさが減った状態ですと片手山盛りの量となります。ぜひご自身の手と見比べて、目安量をチェックしてみて下さいね。