漬け込みレシピといえば王道の煮卵、近ごろでは野菜や肉・魚などいろいろな食材を漬けるものが多く発信されています。この企画では、身近な食材を少ない調味料で漬け込む簡単レシピをシリーズでご紹介! 第24弾は趣向を変えて、卵黄を塩漬けにしたレシピをご紹介します。
muccinpurin
卵黄の塩漬けでフェイクからすみ!?
ここ数年では変わり味玉がブームになっていますが、卵を漬ける食材として今回使ったのは、なんと塩。
これまで漬けるだけ企画では液体の調味料に固体の食材を漬けてきましたが、今回はちょっと趣向を変えて塩に卵黄を付けてみました。
実験っぽくもあり、どうなるか結果が楽しみな漬けるだけ企画、スタートです!
「塩漬け卵黄」の作り方
材料
・卵黄……お好みの数
・塩……適量
※塩はなるべく湿気がない、サラサラなものを使ってください。
作り方
容器に塩を1.5cmほど入れ、卵で軽く押してくぼみを作り、卵黄を静かに落とします。
大きなカラザは取り除いておいてください。卵黄を割らないように気を付けてくださいね。
上からも塩を静にかけ、完全に卵黄を隠します。ふたはせず、このまま冷蔵庫に入れて2~3日漬けます。途中様子を見て、塩が湿っていたら新しいものと交換すると早く漬かります。
※卵黄を付けた塩は、フライパンで焦がさないように乾煎りすれば普通の料理に使えます。
三日三晩漬けたものがこちらです。全体的に固くなり、水分が抜けて表面がいびつにへこんでいます。
この状態でもやわらかいので、取り扱いは慎重に。塩を指で払い、水で洗い流します。ここで塩が残っているとしょっぱくなるので、爪でこそげるようにして取り除いてください。
その後30~1時間水に浸け、塩抜きをします。
塩抜きが終わった卵黄をオーブンペーパーに並べ、なにもかけないままさらに冷蔵庫で1~2日乾燥させます。冷蔵庫内は乾燥しているので、あえてラップをかけずに冷蔵してください。
左が一晩、右が二晩乾燥させたもの。途中裏表を返し、表面が完全に乾いて全体が固くなったらできあがりです。
できあがりです!
表面が完全に乾き、卵黄の色自体も全体的に濃くなっています。卵臭さはそこまで感じず、ほんのりと香る程度。見た目はちょっぴり干しあんずのようですね。
薄くスライスするときは、スライサーを使うと便利ですよ。チーズ卸しがあればパルミジャーノのような感覚でおろしても使えます。
このままだと塩辛いので、料理にアレンジしてみましょう!
アレンジ①味付け不要! 「大根の和風カルパッチョ」
大根を薄くスライスし、皿にきれいに並べたら、薄くスライスした卵黄の塩漬けをオン!
仕上げにオリーブオイルと粗挽き黒胡椒を散らしたらおつまみにぴったりの大根カルパッチョのできあがりです。
塩気がある卵黄と大根を合わせて食べると、ビールや白ワインがさらにおいしく飲める、最高のおつまみになりますよ。