風水を使えばどんな運気も上げられる。身のまわりの小さなことからでOK!でもまじめに継続するのが大事です。有名風水師・李家幽竹先生が風水を使ったハックを悩める働く女性たちに授けてくれます。
なんとなく不吉なイメージをいだいてしまう「鬼門」。言葉は知っていっても、実際にどんな意味や影響があるのか、自分の家の鬼門はどこかなどは知らないのではないでしょうか。
鬼門とは何か、鬼門に対してどんな対策をすれば良いのか、詳しく知りたいところ。
そこで、人気風水師の李家幽竹先生に、鬼門の意味や歴史、自宅の鬼門の調べ方から対策まで、すぐに役立つ知識を教えていただきました!
鬼門とは
風水学的に鬼門とはいったいなんなのでしょうか。鬼門や裏鬼門の意味、また鬼門の歴史について学んでいきましょう。
鬼門の意味
鬼門とは「北東」の方角のこと。通説によると、「鬼が入ってくる方位」と日本ではいわれているものです。
鬼門の門番が眠っている間に鬼がこっそり通ってしまうことで、昔から「悪いことが起こるかもしれない」「気をつけなければならない」といわれる方角なのだそうです。
鬼門は不吉だとして捉えられがちですが、幽竹先生によると風水ではあまり鬼門を恐れる必要はないのだとか。
風水において鬼門とは、「変化」の方角と考えるそうです。鬼門を良い意味で利用すれば、良い変化を起こしていくことができるのだそう。
もちろん悪い状態にしておけば、悪い変化が起きるので要注意。鬼門で運気を上げるには、より清浄にしておくことがポイントだそうです。
裏鬼門の意味
裏鬼門とは、鬼門の対角側にあたる「南西」の方角のこと。北東と南西の間が、鬼の通り道となるわけですね。
鬼門と裏鬼門は互いに気を引っ張り合ってしまうので、片方が悪い状態であればもう一方も悪い状態になってしまうそう。
悪い運を通しやすくしないためにも、鬼門だけでなく、裏鬼門もつねに清浄にしておく必要があるようです。
どう捉えられてきた? 鬼門の歴史
ではなぜ、鬼門がそこまで日本人に恐れられてきたのでしょうか。
日本の「陰陽道」で恐れられてきた鬼門
風水自体は中国で生まれ、アジア近隣諸国、遠くはトルコまで渡っていったもの。それぞれの国の風土に合わせて形を変えながら根付いていきました。
もともと、風水がベースとなっている日本の「陰陽道」で、鬼門は恐れられていたそうです。
日本人は昔から怨霊や呪い、祟りといった闇の世界が大好物。陰と陽で言えば「陰」に着目することを好んだようです。そんな日本人の気質が鬼門信仰を生み出した、と考えられるかもしれません。
徳川家康、織田信長も恐れていた鬼門
中でも、徳川家康は鬼門をとても恐れていたそうです。
鬼門にあたる北東は、風水において「変化」の方位。鬼門によって国が変わり、政権が代わってしまうことを恐れたわけですね。
また、織田信長が焼き討ちをした比叡山延暦寺も、鬼門にあたる北東の方位。変化を起こす必要があったからこその焼き討ちの判断であったともいわれているとか。
世界中でも、鬼門信仰は日本だけのものだそう。あまり気にする必要がないとのことですが、なるべく悪い変化は避けて良い変化を起こしたいものですよね。とりあえず、自宅の鬼門を把握しておきたいところです。