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[住み家と風水:第22回]「タンス貯金なら北側」がたまる方角

節約・マネー

家の風水というと、間取りや方位の良い悪いを想像しますが、それ以外にさまざまなことを風水的に見ていくことができます。要は“気の流れをよくする”手だてを考えるのが風水。占い師の月岡美緒さんに、気の流れを整えて幸せを呼び込むアドバイスをしていただきます。

お金は生き物。
動かさないとたまらない!

「お金をどんどん増やしてためたい」。それは誰もが思う願望ですよね。風水では、お金は生き物と考え、ため込むとうまく循環しない、つまりお金が増えないと考えます。つまり、増やす→ためる→使うというサイクルを重ねて、全体を底上げしていくことが大事。お金をためたいなら、まずはサイクルを意識しましょう。あまりケチケチすると逆効果! いちばん良いのは、人のためにお金を使う行為です。たまにでいいので、日頃からお世話になっている方にコーヒーをごちそうするなどしてみてください。

タンス貯金の鍵となる方角はズバリ「北」

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次に覚えてほしいのがお金の定義。「西で稼いで、北でためる」、これが風水の金運アップの鉄板です。西は収穫や実りを意味する方角。職場が自宅より西にあるといいですね。職場の玄関が西側にあるとなお良し。新規の顧客がとれる、事業が多角化する、主力商品が売れるなどの見込みがあります。けれど会社の場所や間取りを思い通りにするのは難しいこと。考え方を変えて、例えば自分の生活圏(自宅か職場)から西方向にある宝くじ売り場などに足を運ぶというのもありですよ。

次に北。北はお金を寝かすことで増やす、余計なものに使わないという意味を持っています。北でためれば、無駄遣いを抑えることもできますよ。今回のテーマでもあるタンス貯金も北側を意識。北側のタンスやクローゼットの引き出しでためましょう。ただし、それらが置いてある場所が人の通る動線にあり、よく開け閉めするような引き出しだとしたら、お金は逃げていくと言われています。1日1回開ける程度ならいいけれど、頻繁に開け閉めする場所には現金も通帳も置かないほうが無難です。

そして、タンス貯金をする場所は、自分の入れやすい高さがベター。下から1、2段目は良くないし、逆に引き出しの中が見えない上の段も向いていません。貯金は自分を知ることが大切なので、お金を管理しやすい、見やすい場所に。そして引き出しの奥に入れましょう。手前だとお金を使ってしまう恐れが……。

計画的な預金こそ、お金をためる秘訣

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タンス貯金をするときのルールもあります。タンス貯金はダラダラNG。永続的に一生涯やるものではありません。目標と額を決めて、たまったら使う。そして次にまた目標を定めてタンス貯金をスタートしましょう。例えば、「ダイヤのネックレスを買うためのタンス貯金で1年後までに10万円ためる」など具体的に考えてください。そのほうが効率的にたまりますよ。また、毎月何日にお金を入れるかまで決められれば言うことなし。とはいえ、給料全部をタンス貯金にするのはやめてくださいね。お金を本気でためたいのなら、本来はお金を正しいサイクルにのせるべき。利子がつく銀行預金や外貨積立、株などでお金を動かすのがベストです。タンスでためる=お金をストックしているということ。一時的にお金の動きを止めていることになりますので、お金をためたいならどんどんお金を回していきましょう。

鮮やかな黄色い布にお金を包んで
お金は全て表向きに

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タンス貯金をする入れ物のおすすめは「黄色い布」。くすんだ黄色ではなく、鮮やかな黄色の布で包んでください。お金が増えますようにと願いながら包むとなお良し! お財布ではなく布をおすすめするのは、お財布は風水ルールで週1回整理しなくてはいけないアイテムだから。お財布は中からお金を出すものなので、タンス貯金のようにずっと入れておくには不向きなのです。もし布がないなら、お札入れで代用もギリギリセーフ。とはいえ、100円ショップでも布は売っているので、ぜひ布を使ってください。お札を上向きで揃えて包むこと。またお金には感謝の気持ちを込めてくださいね。もし向きをバラバラにしてしまうと、お札も混乱をきたし、たまらないと言われています。お札の向きはタンス貯金の際だけでなく、普段から気をつけてくださいね。

ちなみに、貯金箱とタンス貯金の使い分けですが、貯金箱は身近なものを買うためのもの、タンス貯金は大物を買うためのものと考えてください。車や高級腕時計といった大物がタンス貯金です。といいつつ、高額な商品の購入をタンス貯金で考えるとかなり長期間かかるので、ダラダラNGなのに!?と疑問が湧くかと思います。タンス貯金の目安は100万円。
▶100万円以下商品購入の場合→欲しいものの金額がたまるまでタンス貯金。
▶101万円以上の商品購入場合→1年間でどれくらいの金額をタンスでためるか目標・スケジュールをたて、たまった時点でいったん銀行に預け入れ。そしてまた2年目の目標・スケジュールをたてるというように繰り返してお金をためてください。

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最後に余談ですが、貯金箱でお金をためる場合は、生活を満たす(肥えさせる)という意味を持つ豚、お金や幸を増やす招き猫がおすすめ。また五行説で考えると、「金」の次に来る「水」は発展を示します。なので、例えば、ガラスにお水を入れて、そこにコインを入れていくとお金がたまります。

お金は意識を向けることが大切。だから常に自宅で貯金をしていくというのはとても良い傾向なんです。まだ初めていない方もぜひタンス貯金をしてみてくださいね。

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