面白い自己紹介とは。結局は相手に好感を持ってもらえる自己紹介なのではないでしょうか。今回は、そんな自己紹介を、元キャバ嬢の二宮ゆみさんに教えてもらいます。
面白い自己紹介。
例えば、ウィットに富んだ話題をサラっと織り交ぜたり、その場の全員を笑いの渦に巻き込んだり。そんな完璧なつかみ、できればステキですよね。
ステキですけど、「こんなによどみなく面白い自己紹介するとか……この人どんだけ合コン慣れしてんの!?」って引かれて終わったりもします。なんなら女性にばかりウケて、次の合コンの盛り上げ役としてオファーがくることも。えぇ、それは私です。
好印象を残したくて頑張っても、これでは本末転倒です。「面白い」を追及しすぎても、しなさすぎてもダメ。なんて難しい匙加減なんでしょう。
ということで、俗にいう結婚適齢期に週5で合コンを繰り広げていた私の苦い経験と、華麗に卒業していったやり手たちの自己紹介テクニックを、いくつかご紹介したいと思います。
自己紹介での重要なポイントって?
では、まずは自己紹介の極意を6つご紹介しましょう。
1.相手に合わせて柔軟な自己紹介を
「今日はこの人にき~めたっ!!」と、狙いを定めたら、その人の好みに合う自己紹介をするのです。
ホントはクラブで踊り狂うのが趣味だとしても、色白博識理系男子を落としたければ「押上のプラネタリウムが今一番気になってます♡」と言っておくとか。
昨日の合コンで「週5でジムに通ってます」と公言したとしても、今日は「この頃はインドアが多いかなー」とのたまっておく。
相手に「お、いいな」と思われたいなら、その人の好みに沿う自分になるのが一番。あざとかろうがモロバレだろうが、なりふりかまわずフルスロットルで彼の好みに寄せにいくのです。
2.センテンスは短く
わかりやすい言葉で簡潔に伝える。これ、必須です。
ほかの人より明らかに長いな……と感じさせる自己紹介は、合コンなどの限られた時間の中では、場違い感満載になります。
長尺の自己紹介で、まわりをハラハラさせちゃう人、たまにいますよね(笑)。場が温まるまでは、空気を読んで対応しましょう。
重要なのは冗長なアピールなんかじゃありません。それよりも、今日の獲物をうるうるした瞳で可愛らしく見つめることのほうが、よっぽど大事なのです。
3.明るく、そして楽しく
話題は、明るく→楽しいの順番で。ここ最近でもっとも楽しい話題を披露する勢いでかまいません。
「母親が交通事故にあいまして……」とか、極端なことを言いたくなるのもわかりますが、それはNGです。相手が反応に困る&自分で笑いを回収できない内容は控えましょう。
私と夫は合コンで出会ったのですが、その初対面の時に夫は開口一番「喪が明けたので参加しました!」って言ってましたけど。そんな人をいいなと思った私のような人間も稀にいますが、序盤ではとりあえず「浅く広く」を心がけたほうが無難です。
4.意気込み系は控える
「今年こそ絶対運命の人を見つけたいです!」的な意気込み系も控えましょう。鼻息の荒い状態で参戦しても、なかなかいい人には出会えません。
「私の運命のダンナさん、どーこだっ♡」という冗談は、女子ウケはしますが異性には引かれる可能性のほうが高いです。
え? ソース? もちろん私ですよ……。
5.会話の種を大量に撒く
小さなネタがあると、お相手が話しかけてきてくれやすいです。
「私に話しかけてくださーい」と突破口を自ら作って、お膳立てしてあげましょう。面倒ですけど、このひと手間がその後のスムーズな会話に繋がります。
外見が好みでも、女の子を喜ばせるような話ができないのかあー……。と、目の前のイケメンをジャッジするのは簡単ですが、誰だって得手不得手があります。少しでもいいなと思えるポイントがあるのなら、あなたからも歩み寄ることを忘れないように。
すごく珍しい苗字だったら別ですけど、そういったレアケースを除き、「○○です。よろしくお願いたします」といった自己紹介は普通すぎて、お相手もツッコミどころがなく困ります。趣味とか出身とか職業くらいは、軽くでいいので伝えちゃいましょう。