Q.年々、フェイスラインがぼやけていく…… 今からでも間に合いますか? A.続ければ、1週間で変化が現れます!
「輪郭がぼやけてパンパンに見えてしまう原因は、リンパ液の滞り。リンパ管には、血液における心臓のようなポンプ機能がないので、首や肩が凝って筋肉の動きが悪くなると、リンパ液の流れも悪くなってしまうのです。脂肪などの老廃物を運ぶリンパ液が停滞すると顔に溜まって、ぼってり顔に。マッサージは続けることで変化を体感しやすいので、まずは1週間頑張りましょう。血行がよくなると代謝も高まるので、肌の質感もよくなりますよ」
人差し指をかぎ状にして、第二関節のとがった部分を耳下腺リンパ節がある耳下のくぼみにあてる。ぐっと押し込みながら、上から下へ20回流す。最初は痛みを感じる人も、続けていくうちに痛みが和らいでいくはず。
頬骨の下に親指を少し食い込ませるようにあてる。そのまま、頬骨に沿って耳の前まで親指を10回スライドさせる。むくんでいる人は痛みを感じるけれど、痛気持ちいい程度の力で押し流した方が効果あり。両頬同時に。
「肌に何もつけずに行うと、摩擦が刺激となって色素沈着などのトラブルに。無理なく習慣づける意味でも、スキンケアの最後に油分多めのクリームなどをつけて実践するのがおすすめです。途中で肌に摩擦を感じたら、クリームを追加してみましょう。そして、もたつきが気になるからといって、必要以上にゴシゴシ、グリグリと力を入れるのは逆効果。ほぐすときに痛みを感じる場所は、痛気持ちいいと感じるぐらいの力で十分です」
ターゲットエフェクト アドバンスト S
すっきりと引き締まり、ハリに満ちた肌印象へ。毛穴やフェイスラインの重力感が気になる肌におすすめ。マッサージにぴったりの濃厚さ。<医薬部外品> 30g ¥13000/イプサ
Q.だるだるの二の腕を必死でもんでいるけど一向に細くなる気配がないのはナゼ? A.二の腕の太さには、肩甲骨も関係あり
「腕の骨は、肩関節によって肩甲骨とつながっています。いつも猫背で肩甲骨の可動域が狭い人は、連動する腕の動きも悪くなり、血流低下→冷え→脂肪がつきやすいという負のスパイラルに。まずは、肩甲骨を動かしたり安定させる働きのある“前鋸筋(ぜんきょきん)”をもみほぐすところから始めましょう。その後に二の腕の脂肪をくだくようにほぐして血液&リンパ液の流れを改善していけば、来年の春夏にはノースリーブだって余裕で着られます!」
右手を左の背中側にまわし、ブラ上のあたりからワキの下に向かって前鋸筋をぐっとつかみながらもみほぐしていく。左手を右肩にのせるとマッサージしやすくなります。最初はつかみにくくても、続けるうちにほぐれやすくなるので頑張って! 両サイドを各10回ほぐして。
にぎりこぶしをつくったら、第二関節の部分を肩口にあて、ゴリゴリと上下にほぐしていく。筋肉のこわばりや脂肪を細かくつぶしていくイメージで上下に20回繰り返します。腕の側面から前側までをまんべんなくほぐすことで血流もアップ! 次に、二の腕の肩口を包むように親指以外の4本をあてたら、指の腹に力を入れ、骨のキワに指の腹を食いこませながら、ひじまで押し流してマッサージ。腕にタテにラインを入れていくようなイメージで両サイド各10回。
「腕の付け根は、冷えやすくてセルライトもつきやすい場所。第二関節を使ってゴリゴリほぐすことで、血液やリンパ液の流れがスムーズになり、老廃物も排出されやすくなります。肩こり・首こりがひどい人は腕の付け根が固まっているので、特に念入りにほぐしてください。マッサージするときは、オイルやクリームをたっぷり塗っておくと、摩擦による色素沈着を予防できます。血行促進や脂肪燃焼効果のあるものを使えばさらに効果的!」
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千波さんプロデュースのボディ用マッサージオイル。血行促進や抗酸化作用のあるローズマリーをはじめ、肌をなめらかに整える各種オイルを贅沢に配合。天然エッセンシャルオイルの香りに癒されながらボディメイク。100ml ¥4000/ニチエー
Q.脚見せの服を着るのが恥ずかしいほどパンパンのふくらはぎ、本当に痩せますか? A.2ヶ月でマイナス3cmも夢じゃない!
「ふくらはぎには、下半身の血流やリンパ液を流す大切なポンプの働きがあります。けれど、使わないと筋肉が動かないためむくみやすく、ガチガチに固太りすれば血行も悪くなってしまいます。冷えやむくみがひどい人は、お風呂上がりの温まった状態でマッサージを行うとほぐれやすいのでオススメです。私は、2ヶ月で3cmのサイズダウンに成功しました! マッサージでのふくらはぎ痩せは、絶対に夢じゃないんです!」
両手の親指を揃えて、土踏まずをかかと側から指先へ向けて流していく。上半身の体重をのせながら、親指を食い込ませるように力を入れる。痛みやゴリゴリ感のあるところは念入りにほぐすと効果的。次に、にぎりこぶしの第二関節で、足指の間の延長線上をつま先側から足首へむけて上下に流す。骨と骨の間をかき出すようなイメージで。
にぎりこぶしの第二関節で足首の前側も同様にほぐす。足首が固い人は、足裏も固まっている可能性大。仕上げに、ひざを立て、人差し指と中指をカギ状に曲げてアキレス腱を挟む。第一関節から第二関節までの面を使って、腱の両サイドを上下に20回流す。アキレス腱のラインを浮き上がらせるイメージで行って。
「血管やリンパは末端の足先まで伸びています。ここをしっかりほぐさないと、血流やリンパ液にのって老廃物が回収されず、冷えや強張りにつながってしまいます。実は、ふくらはぎ痩せには土踏まずのアーチや足指の力といった足裏の柔軟性が欠かせません。ところが、ふくらはぎが硬いと足首や足裏の柔軟性には悪影響! ヒールを履くときだけではなく、普段フラットシューズを履く人も機能性インソールなどを活用しましょう」