フライドポテトというとファストフード店で買って食べるもの。あるいは市販の冷凍ポテトを揚げるだけ。そんなイメージがありませんか?だけどフライドポテトは生のじゃがいもを切っておうちで揚げるのがいちばんおいしいんです。おいしく揚げるコツは4つ。さっそくご紹介しましょう。
究極のフライドポテトを作る4つのコツ
1. じゃがいもの種類は「男爵で」
じゃがいもにはいろいろな種類があるのをご存知ですよね。代表的なのが「メークイン」と「男爵」ではないでしょうか。その中でフライドポテトにおすすめなのが「男爵」です。
メークインは煮くずれしにくいと言われていますが、揚げると歯ごたえがなく、ふにゃっとした感じになってしまうんですね。それに対し男爵はホクホクとした食感が特徴なので、揚げたとき、外はカリッ、中はホクッと仕上がるんです。
2. 好みに合わせて切り分けを
フライドポテトに合う切り方は「くし形切り」と「細切り」が一般的です。ほっくり感を楽しみたいなら「くし形切り」、サクサク感を楽しみたいなら「細切り」がおすすめ。くし形切りの場合はほっくり感に加え、じゃがいも本来の味を楽しむことができるので、おうちで揚げたてを味わうにはぴったりですよ。
じゃがいもの皮は好みで剥いても剥かなくてもOKです。新じゃがが手に入ったら剥かずに使ってみるといいですね。
素揚げより衣をつけて
意外……と思うかもしれませんが、フライドポテトを揚げるとき、素揚げするよりも衣をつけて揚げるのがおいしく揚げるコツなんです。しっかりと水気を切ったじゃがいもに薄力粉を薄くまぶして揚げることにより、全体がコーティングされ、ホクホク感がキープされるんです。
二度揚げでサクサクカリカリに
そして4つめのコツがフライドポテトの二度揚げです。最初は160℃の低温で、二度めは190℃から200℃の高温で揚げること。最初に低温で揚げることにより、じゃがいもの甘みが引き出され、高温で二度揚げすることで外がカリッと仕上がるんですね。
コツをおさえて!フライドポテトの作り方(調理時間:約15分)
あっさりとした塩味のフライドポテトは、ひと口食べたら止まらくなるおいしさ♪ ビールやワインのおつまみとして、小腹がすいたときのおやつとして、さらにはホームパーティーのサイドメニューにもぴったりですね。コツをおさえて、さっそく作ってみましょう。
材料(2人分)
・じゃがいも……3個
・薄力粉……大さじ2杯
・塩……小さじ1杯
下準備
じゃがいもの皮を剥き、くし形切りにして水にさらします。15分から20分ほどさらしたらしっかりと水気を拭き取っておきましょう。
作り方
ビニール袋にじゃがいもと薄力粉を入れ、口を閉じて振りながら、じゃがいも全体に薄く薄力粉をまぶします。
鍋にサラダ油を注ぎ、火をつけずにじゃがいもを投入します。そのまま火をつけ、油の温度が160℃になったら3分ほど揚げ、いったん取り出します。
じゃがいもを取り出したら油の温度を190℃から200℃くらいまで上げ、そこにじゃがいもを再び入れて二度揚げします。
じゃがいもに色がついてきたらキッチンペーパーの上に取り出して油を切り、熱いうちに塩をふって完成です。
じゃがいもは余熱でも火が入ってしまうので、少し薄めの色になったら油から上げましょう。ホクホク食感が楽しみたいなら2分ほど、カリッと食感が楽しみたいなら3分ほど揚げるのが目安です。
くし形切りではなく細切りにした場合は、あっという間に色が変わってしまうので、揚げる時間を短くしてくださいね。