こんにちは、ヨムーノ編集部です。
こんにちは、ヨムーノ編集部です。
連日報道される「新型コロナウイルス」。
ウイルスの脅威に備えて全国各地で「マスク不足」が問題となっています。
今SNSでは、子ども用のマスクが品切れしたために、大人用で代用するリメイクが見られます。
そこで今回は、リメイク術と、実はマスクよりも大事なウイルス対策について、小児科医で「いなばキッズクリニック」院長の稲葉八興先生に伺いました。
今回お話を伺ったのはこの方
【いなばキッズクリニック 院長】稲葉八興先生
1989年日本医科大学卒業・日本小児科学会認定専門医・医学博士
SNSで見かけた!「マスクリメイク」で代用
子ども用マスクを切らしてしまった、また外出先で子どもにマスクをつけさせたいけど大人用しかない、というケースがありますよね。
そんな時に役立つ、大人用マスクを子ども用にリメイクして代用する例を紹介します。
糸で四隅を縫い付けて、ぴったりサイズ調節
@canoeneoさんは、大人用マスクの端を折ったあとに、4隅を縫い付けて子ども用にリメイクしました。
2人の子どもはそれぞれサイズ感が異なりましたが、ピッタリサイズに調節できたそうです。
耳掛け部分をサイズに合わせて結んで調節
eri.0913._.home
@eri.0913._.homeさんは、耳に掛ける紐を結んでリメイクしました。紐の長さを、2人の子どもそれぞれに合わせて調節しています。
結ぶだけなので、外出先やいざという時にすぐできそうですね。
稲葉先生にマスクの代用について聞いてみました
編集部:アイデア次第で子ども用のマスクは代用できそうですね。医学的にはどうでしょうか?
稲葉先生:昨今のマスク不足状況においては、やむを得ないといいましょうか。上記の方法は試していただいてよいかと思います。
ウイルス対策は、マスク予防では不十分
編集部:マスクが売り切れている昨今、リメイクでもマスクが手元にあると心強いですよね。
稲葉先生:そうですね。ただ、マスクの予防的効果は、かなり限定的と心得ておくべきです。マスクの役割は、どちらかというと、くしゃみや咳に伴う飛沫が飛び散らさないようにする、ということです。
稲葉先生:ご存知のように、新型コロナウイルスの感染はどんどん広がっています。おそらく、人の移動を止めない限りは、感染を完全に止めることは難しいでしょう。
編集部:人の移動を止めるのは難しい......。打つ手はもうないのでしょうか?
稲葉先生:そんなことはありませんよ。今できることで本当に大事なのは「免疫力」をつけることです。とくに「自然免疫」と呼ばれる免疫力です。
積極的に摂りたい栄養成分とは?
稲葉先生:食事で摂る栄養レベルを高めることで、「自然免疫力」を鍛えることが大切です。中でも必要な栄養成分は、たんぱく質と脂質です。
編集部:首相官邸のホームページにも「一人ひとりができる新型コロナウイルス感染症対策」として、「普段から、十分な睡眠とバランスのよい食事を心がけ、免疫力を高めておきます」とありました(※1)。