「中古住宅を購入してリノベーションする」という住まいの選択肢に、今人気が集まっています。住みたい場所や、間取り・インテリアにこだわる方なら、知っておきたい住まいづくりのアイデアです。今回は、リノベーションによって「海辺のリゾートホテル」のような空間を実現した、素敵なお宅をご紹介します。
リノベーションだからできる。「自分らしい」住まい
ファミリー世代を中心に「中古住宅を購入してリノベーションする」という住まいのアイデアを選ぶ方も増えています。住みたい立地を選べたり、リノベーションによって好みの間取りやインテリアを楽しめたりするのが人気の秘密。
お子さまの成長や家族のライフスタイルの変化によって、希望する間取りも変わっていくもの。物件により条件はありますが、リノベーションによってライフスタイルや家族構成に合わせた理想の間取りに変更できることも魅力です。
将来にわたって快適に暮らす、住まいの夢を叶えるなど、リノベーションにより中古住宅に手を加えることで新たな価値を生み出しながら暮らしに寄り添う「自分らしい」住まいに近づきます。
それでは早速、リノベーションによって夢の住まいを実現した素敵なお宅をご紹介していきましょう。
海風が吹き抜けるような「風通しの良い住まい」がコンセプト
今回ご紹介するお宅は、築22年の中古住宅をフルリノベ―ションした住まい。こちらにお住まいの40代のご夫婦は、利便性の良い立地、予算に合った価格など理想の条件がマッチしたことに加え、新築物件のテイストにはない「自分たちらしい住まい」をカスタマイズできることにも魅力を感じたそうです。
ご夫婦がリノベーションに求めるポイントは、明るく風通しが良いことや家族とコミュニケーションが取りやすいことでした。
そこで、3LDKからあえて部屋数を減らし2LDKに間取りを変更。海風が吹き抜けるような開放感と、家族の距離が近づきコミュニケーションを取りやすい「風通しの良い住まい」を目指して空間がデザインされています。
開放的な空間づくりを求める方や、フレキシブルに使える空間づくりをしたい方の間では、「大空間を家具などで緩やかに仕切る」アイデアが人気。特に、お子さまの成長やライフスタイルの変化に合わせて、「家族とともに成長する住まい」を目指す方におすすめです。
【リノベーション物件情報】
家族構成:ご夫婦(40代)お子さま二人
面積:78平米
間取り(BEFORE⇒AFTER):3LDK ⇒ 2LDK
物件の築年数:築22年
立地場所:東京都江東区
リノベーションで叶えた「こだわり」のポイントは?
海を感じる、開放的なリビング
リノベーションの楽しみのひとつが、思い描く理想のインテリアを実現すること。こちらのお宅は「URBAN SURF」をコンセプトに、リビングを中心としてインテリアがデザインされています。ホワイトを基調として木をふんだんに取り入れた内装は、まるで海辺のリゾートホテルのよう。「都会にいながら海を感じる暮らし」をテーマにした開放感が素敵です。
特にこだわりのポイントは、印象的な天井。「天井ルーバー」を取り入れて立体的で奥行きのある空間を演出しています。
また、リビングのバルコニー周辺にもこだわりが。床の一部をタイル張りにして、バルコニーと自然に繋がる仕様にすることで、リビングをより広く見せるだけでなく、インテリアとしてもアイキャッチになります。バルコニーにお気に入りの家具を置いて「アウトドアリビング」として使えば、ゲストをもてなすホームパーティーのスペースやゆったりとくつろげる読書スペースとしてなど、フレキシブルに使うことができます。
家族の気配を感じられる、明るいキッチン
「明るく、風通しの良いお部屋にしたかった」というご夫婦は、二人のお子さまとのコミュニケーションが取りやすい空間づくりがご希望でした。そのため、家族が集うLDKはなるべく広く開放的に感じられるよう、写真のようにキッチンを対面式のカウンター付きに。料理をしていても家族の気配を感じることができ、会話も弾む風通しの良い空間を作っています。
リゾートホテルのような心地よい寝室
こちらのお宅は、海辺のリゾートホテルを思わせるナチュラルで洗練された空間づくりも魅力。寝室と廊下を開閉式シャッターがついた建具で間仕切り、暗くなりがちな廊下にも日差しが届くように工夫されています。柔らかな光差し込む寝室は、爽やかな目覚めを約束してくれそうですね。
多用途に使えるフレキシブルな玄関
ゆとりのある玄関スペースは、ホールから個室まで床タイル土間仕上げにすることで、アウトドア用品や自転車など、大きな趣味用品の置き場にも困りません。屋内外が自然に繋がる工夫が随所に見られる住まい。ご夫婦がめざした「風通しの良さ」はすべての空間に表れています。