年々多様化する掃除機。コードレススティックやロボット掃除機もいいですが、昔ながらのキャニスター型も忘れてはいけません。今回は大手メーカーの最新モデルから1万円以下の格安モデルまで、全9台を集めて徹底検証! キャニスター型のきほんから選び方のポイント、おすすめランキングまで、最新情報をお届けします。
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※情報は『家電批評』2020年4月号掲載時のものです。価格が変動している場合や在庫切れしている場合があります。
キャニスター型はもう古い?実はいまだ根強い人気があります
近年、人気を集めている掃除機といえば、やっぱり「コードレススティック型」。筆頭のダイソンに負けじとマキタなど国内メーカーからも数々の名機が排出されています。そんななか、影が薄くなっているのが、昔ながらの掃除機こと、「キャニスター型掃除機」です。
掃除機の現状について家電コーディネーターの戸井田園子氏に聞くと「所有率はキャニスター型のほうが上ですが、販売率はコードレススティック型に押されています」とのこと。
しかし、大手メーカーが現在もキャニスター型を発表しているのは、主に買い替え層が対象にしているからなのだそう。このことから、キャニスター型は現在でも根強い人気があることがわかります。
確かに、『家電批評』編集部でも、ここ数年はコードレススティック型やロボット掃除機に注力し、最新キャニスター型を見過ごしがちでしたが、今回は、掃除機界の主役であろうキャニスター型をあらためて検証したいと思います。
小型・多機能化とキャニスター型のここがスゴい!
販売率ではコードレススティック型に押されているキャニスター型ですが、実はじっくり、独自に進化しているんです。そんなキャニスター型のスゴさをご紹介します。
ココがスゴイ1:スティック型より静かめ
昔のモデルに比べ、稼働音が小さくなっています。スティック型と比べても静かめです。
ココがスゴイ2:自走ヘッドでスイスイ進む
モーターでヘッドのブラシを回すことによって、掃除機自体をスイスイと進めてくれる自走式ヘッドを搭載しているモデル多数。負担が軽く、ラクに動かすことができます。
ココがスゴイ3:縦置きで収納しやすい
大きくて場所を取ったのは、もう昔の話。小型化に加え、縦置きできる工夫がされているため、コンパクトに収納することができるようになっています。
次に、キャニスター掃除機の種類をみてみましょう。
「紙パック」と「サイクロン」の2種類があります
タイプ1:紙パック式
ゴミをダイレクトに見ないですむのが紙パックの良さ。直接触ることもないので清潔感があります。捨てる際に、パックにフタができる工夫がされているモデルも多く、進化を感じさせてくれます。フィルター掃除の必要もありません。
タイプ2:サイクロン式
ゴミがたまっても吸引力が落ちないのが長所。ダストカップを丸洗いできるモデルなど、清潔で快適に掃除ができるような工夫がされているあたりは、コードレススティック型と同様です。排気独特の臭いがなく消耗品も不要です。
続いては、キャニスター掃除機の選び方のポイントをご紹介します。
[選び方]キャニスター掃除機を選ぶ際は吸引力や使いやすさなどが重要
最適な掃除機選びで外せないのは、やはり吸引力。吸引力はサイクロン式・紙パック式ともに向上しています。
紙パック式
マットの上のコーヒー粉もしっかり吸ってくれました。サイクロンの方が吸引力が強そうなイメージがありましたが、紙パック式でもガッツリ吸引してくれるモデルも多くありました。
サイクロン式
サイクロン式でもコーヒー粉なは吸引できました。しかし、いまいち弱かったりと、モデルごとに性能のバラツキがあり。キャニスター型の特徴なのかもしれません。
また、次の6つのポイントも選ぶ際に注視すべきです。