選び方のポイント1:本体の追従性
本体が大きいものはぶつかりがちで、ストレスになることも。軽く小型のモデルは、取り回しが良く、角を曲がったときもぶつからずスムーズについてきてくれるので、追従性は大切です。
選び方のポイント2:収納性
コードレススティック型と比較すると、どうしても収納に場所をとりますが、本体を立て、ホースを固定できるタイプなら最低限のスペースに抑えることができます。
選び方のポイント3:コードの処理
電源コードの出し入れは、ボタンの押しやすさや引っかかりなどで、スムーズさが全然違ってきます。使用するたびに使うからこそ、重要なポイントです。
選び方のポイント4:ヘッドの性能
自走式のヘッドを採用しているモデルは、スムーズにヘッドを動かすことができます。ブラシがなくても吸引力が強いモデルもありました。
選び方のポイント5:ゴミ捨ての手間
0.25~3.5Lと幅はありますが、構造から、全体にスティック型より多くのゴミを集めることができます。紙パック式は装着のしやすさに差がありました。
選び方のポイント6:稼働音
稼働音を測定してみると、イメージより大きくなく、弱モードではかなり静かだと感じるモデルもありました。スティック型に比べても静かめなモデルが多いようです。
以上を踏まえたところで、早速本題のテストに入ります。
最新モデルから格安モデルまでキャニスター掃除機9台をテスト
今回テストするのは、大手メーカーの最新モデルから1万円以下の格安モデルまで、全9製品。
フローリング、コーナー、カーペット上での吸引力(15点満点)、本体から1.5m離れた地点での騒音測定(10点満点)、追従性などの使用感(25点満点)を数値化し、計50点満点で評価しました。それではランキングをどうぞ!
見た目は小ぶりでもパワー派日立「かるパック CV-KP200G」
日立
かるパック
CV-KP200G
実勢価格:3万8020円
サイズ:W236×H202×D351mm
重量:2.7kg(本体のみ)
吸込仕事率:620W~約110W
集塵方式:紙パック式
容積:1.3L
ヘッド:自走
▼テスト結果
吸引力
12/15点
稼働音
2/10点
使用感
23/25点
総合
37/50点
キャニスター型のベストバイは、日立「かるパック CV-KP200G」。コンパクトなボディの割には持ち手がやや重いですが、その重みでヘッドを前に推進してくれます。曲がり角や狭い通路でもよくついてきてくれ、取り回しがとてもラクでストレスなしです。