2016年。振り返ればそこに「広島」
今年ももう終わり。どんな一年でしたか?
振り返れば、今年一番記憶に残る都市になったのは「広島」と言っても過言ではないかもしれません。印象的な出来事がいくつかありました。
オバマ氏の広島訪問
何と言っても、5月27日。
第44代アメリカ合衆国大統領のオバマ氏が広島を訪問。原子爆弾を投下したアメリカの大統領が、被爆地広島に……。歴史的な出来事でした。
「おりづるタワー」誕生
9月23日。原爆ドームの東側、平和記念公園のとなりに新たな観光名所も誕生しました。地下2階、地上14階のこのビルの見どころは、なんといっても展望スペースです。
12階には、このタワーの象徴とも言われている“おりづるの壁”があったり、おりづるを折る「ワークショップ」が用意されていたりと、楽しめる要素が満載。
世界中の人と「おりづる」を結びつける場所として新たな価値が生まれ始めました。
祝!広島東洋カープ25年ぶりの優勝
9月10日。広島東洋カープが25年ぶりにセ・リーグ優勝を決めました。
多くの人に感動と勇気を与え、その経済効果は331億円にもなると言われています。2試合連続のサヨナラホームランを打った鈴木誠也選手に対して緒方監督が発した「神ってる」という言葉は、流行語大賞も受賞しました。
赤いユニホームを身にまとって応援をする「カープ女子」は、広島だけにとどまらず、関東にも急増しています。
銀座にある広島ブランドショップ「TAU」では、カープが前回優勝した25年前に生まれた25歳のカープ女子による鏡開きも行われました。
広島が戦後復興するシンボルとして生まれたのが「広島東洋カープ」。広島の地でカープが野球をしていること、カープが優勝をして多くの感動を与えていることこそ、平和の象徴なのです♡
大ヒット上映中『この世界の片隅に』
『君の名は。』に続いて大ヒット中のアニメ映画『この世界の片隅に』の舞台は広島県の呉市。
先ほど紹介した「おりづるタワー」でも、たくさんの商品が展開されており、広島全体から盛り上がりを見せています。
(※)期間限定のスペースのため、コーナーが終了している場合もございますのでご注意くださいませ。
流行語大賞にもノミネートした「聖地巡礼」で、広島旅行に呉を組み込む人も増えているんだとか。戦時中は海軍の拠点だった呉市。広島市街とは、また違った“歴史”を感じることができます。