(2)甘やかされて育ったから
「やればできる子だもんね」と甘やかされて育った人は、根拠のない自信を持っています。
努力によって培われた自信ではなく、ただ毎日を過ごしているだけで育っていった自信なので「怠けても自分には何とかする能力があるから大丈夫」という驕りがあり、やるべきことを後回しにします。
「明日から頑張る」が口癖の人も多いです。
(3)完璧主義だから
怠け癖がある人には、意外にも完璧主義の人が多いといわれています。
「ほどほどにやろう」ではなく、「やるからには完璧にやらなきゃ」と思っているからこそ、成果物のハードルが上がってやり始める前に億劫になり、手が出せなくなるのです。
怠け癖を克服する5つの方法
最後に、いつも怠けてしまう方でも実践できる「怠け癖の克服法」を5つ解説します。
(1)「~しない」「~したい」ではなく「~する」と宣言する
怠け癖から抜け出すにはやる気を出すのが大事です。自分の目標を宣言して肯定することによってやる気を引き出す「アファメーション」を用いてみましょう。
宣言は現在形かつポジティブに行うのがポイント! 例えば「怠けない」「勉強をしたい」ではなく、「勉強をする」と言ってみてください。なるべく短い言葉で宣言するのもアファメーションのコツです。言うだけでOKなので、まずは目標を言葉にしてみましょう。
(2)現実的な目標を立てる
目標を立てる時のポイントは、現実的な目標にすることです。「今日中にこの本を全部読み切る」など、ハードルが高い非現実的な目標を立てると、結局うまくいかずにやる気をなくしてしまい、いつまでも怠け癖が抜けません。
「この本を10ページ読む」「メール対応だけ終わらせる」など現実的な目標を立て、着実に目標達成することで意欲が生まれやすくなり、怠け癖が改善されていきます。
(3)予定の中に「休憩」も組み込む
現実的な目標を立てることとつながりますが、1日のスケジュールの中に「休憩」を入れてゆとりを持たせ、確実に予定をこなせるようにするのも怠けにくくするコツです。
タスクを目いっぱい詰め込んでハードスケジュールにすると、どれか一つうまくいかなかった時ドミノ式に計画が倒れてしまい、一気にやる気を失ってしまうもの。
一区切りついた後には必ず休憩を入れ、いずれかの予定が延びたとしてもリカバーできるように余裕を持たせましょう。
(4)気持ちのスイッチを押す「習慣」を作る
なかなかやる気スイッチを押せず、いつまでもだらだら怠けてしまって、どんどん腰が重くなり怠け癖がつく……といった負のスパイラルに、誰しも一度はハマったことがあるのではないでしょうか。
気持ちのスイッチを押すには、タスクに着手する時の「習慣」を作り、その習慣を行えば自然とやる気が出るように癖をつけるのが効果的です。
例えば、仕事をする前に必ずコーヒーを飲む、ストレッチをする、深呼吸をするなど、何かしらの行動を習慣化しましょう。最初は苦戦するかもしれませんが、そのうち自然と心と体が反応してやる気スイッチを押せるようになります。