isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。
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2020年上半期の運勢も配信しているので、こちらもぜひチェックしてくださいね♡
今週のおひつじ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
自分自身を救うために
今週のおひつじ座は、「自分だけの精神的自立を打ち立てていかんとするような星回り」。
一人の人間として真の意味で自立していくためにはどんな決意・決断が必要なのか、見極めていこうとしているのではないでしょうか。
中世ドイツの神秘思想家エックハルトは、どんな人でも徹底的に自分自身を捨て去らねばならぬと考えた一方で、たとえそれができたとしても「魂の内にあり、創造されることのない、創造することのできない光」すなわち「小さな火花」のごときものは残るとも述べています。
もし今あなたが、思うような結果が残せていなかったり、十分と感じるほどに人から認められていなかったとしても、「誰も住まいするもののないこの最内奥においてはじめて、この光は満ち足りる」のだということを、どうか思い出してください。
自分というものが消え入りそうなほどに「個=孤」の根底に入り込んでいった時ほど、「小さな火花」を見出す最良のタイミングなのですから。
今週のおうし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
檻ではなく物語を
今週のおうし座は、「自分が取り返しがつかないほど道に迷っていることに、改めて気が付いていくような星回り」。
それはまるで、村上春樹の長編小説『1Q84』の天吾と青豆のよう。二人はそれぞれに孤独な人生を送りながらも、ある事件に別々に巻き込まれながら、次第に互いの人生がずっと関わり合ってきたことを知っていきます。
何によって知りえたのか。それは、道に迷うことによって。道徳的に、あるいは単に愛を見失ったという意味で、取り返しのつかないほど道に迷っている感覚を噛みしめていく中で、やっと二人の人生は少しずつ繋がり始めます。
今週のあなたも、どこかで衰えてしまった愛をかき立てる力を、改めて呼び覚ましていくことができるはず。
今週のふたご座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
ままならぬものと相対す
今週のふたご座は、「人生のマス目を二つもどってやり直していくような星回り」。
双六(すごろく)は、すべてがサイコロのもたらす偶然によって決まるという意味で、大人の都合とか世間の常識とか忖度や駆け引きなどはいっさい通用しませんし、そこでは権力や個性や才覚もまた関係ありません。
単なる気晴らしのための遊び場というより、個人の自由だとか権利といったものよりも重く尊重されるべき神意の宿る場所だったのです。
今のあなたもまた、自由の余地を増やし少しでも強大になるべく前進することよりも、不思議と落ち着きと安心とをもたらしてくれる不自由にこそ目を向け、大切にしていきたいところです。