桃の栄養を効率的に摂り入れる食べ方
桃に含まれているビタミンCは、鉄の吸収をよくする働きがあります。ブロッコリーやベビーリーフなどには鉄分が含まれていますが、吸収率が悪いため、ビタミンCを含む桃と組み合わせると吸収率がアップします。
またビタミンEは、油と一緒に摂ると吸収率が上がります。サラダで食べるときは、オリーブオイルなどの油と組み合わせてみましょう。桃にオリーブオイルをかけるだけでもおいしいですよ。(※4,5)
桃の栄養は妊婦が摂り入れても平気?
桃は腸内環境を整え、便秘や下痢の対策になるペクチンが含まれているため、妊娠中の方におすすめです。妊娠中は大腸が圧迫され便秘を感じやすくなるので、便秘対策も必要です。
そのほか桃に含まれるビタミンCは、胎児の発育のために不可欠な鉄の吸収率を上げる働きがあります。(※8,9)
桃の栄養価は缶詰と生で違う?
生の桃と缶詰の桃の栄養素の違いは、大きく分けてふたつあります。
ひとつめが「糖質」です。缶詰の桃は甘いシロップで桃を漬けているため、糖質が上がってしまいます。缶詰の糖質は100gあたり19.2gで、生の8.9gと比べて2倍以上多くなります。
ふたつめが「カリウム」「ナイアシン」です。カリウムやナイアシンは水に溶ける性質なので、缶詰のシロップに流れ出て摂取量が少なくなってしまいます。(※2,6,10)
栄養たっぷり!桃のおすすめレシピ5選
1. 桃とドライいちじくのパスタ
桃とドライいちじくの冷製パスタです。ブルサンチーズのブラックペッパーがアクセントになって、桃の甘みを引き立てています。パスタに加えたオリーブオイルは、桃に含まれるビタミンEの吸収をサポートし、肌の老化を抑える作用が期待できますよ。(※5)
2. 桃とヨーグルトのサンドイッチ
さっぱりしたヨーグルトの酸味と、桃の甘みの相性が抜群なフルーツサンドイッチです。桃に含まれるペクチンは、ヨーグルトに含まれる乳酸菌を増やす働きがあります。一緒に摂ることで腸の働きをより助けてくれますよ。(※2,11)
3. 桃のコンポートゼリー
桃の栄養を丸ごと摂れるコンポートゼリーです。生の桃をコンポートにしたら、シロップごとゼリーで固めるレシピ。シロップに流れ出た水溶性のカリウムやナイアシンまで、ちゃんと摂り入れることができますね。(※6,10)
4. 桃とモッツァレラチーズのサラダ
桃とモッツァレラチーズに、オリーブオイルをかけるシンプルなサラダ。削ったレモンの皮がサラダの上で爽やかに香ります。老化を抑制する働きのあるビタミンEは、オリーブオイルと一緒に摂ることで吸収率が上がります。(※5)