「貯金できない」と悩んでいる人の多くは、お金を貯めることのメリットをあまり実感していないからではないでしょうか? 今回は、マネーセミナー講師の安部智香さんに貯金できない人の行動パターンや貯金するメリット、コツについても教えてもらいました。
自分では決して無駄遣いをしていないと思っているのに、今月もまた貯金ができなかった……。
そのような人には、共通する特徴があります。
自分の特徴を知って、お金を貯められる体質に変えていきましょう。今回は、貯金することのメリットや、お金を貯めるコツについてご紹介していきます。
貯金ができない人の共通点は?
貯金ができない人には、普段の行動パターンに共通点があります。
自分の普段の行動に当てはまるものはありますか?
(1)コンビニに立ち寄ることが多い
毎朝、コンビニに寄ってお茶を買ってから会社に行ったり、仕事帰り、今日も1日頑張った自分へのご褒美にスイーツを買って帰ったり……。
このような習慣がついている人は多いのではないでしょうか?
こうした毎日のちょっとした支出も、積み重なると意外に出費がかさんでしまうものです。毎日お茶を買うなら、家から水筒を持って行くなど、コンビニの使い方を見直しましょう。
(2)キャッシュレス決済の管理が苦手
新型コロナウイルスの感染予防のための「新しい生活様式」でも推奨されている、キャッシュレス決済。上手に使えば、ポイント還元もありお得な決済方法です。
でも、現金で支払わないことで、「お金を使っている」という意識が薄れがちです。
キャッシュレス決済で買物をしても、「今日支払ったお金」としてその分の現金をお財布から抜いておくなどして、しっかり支出の管理をしていきましょう。
(3)セールやバーゲンが好き
「安いから」という理由だけで、つい必要以上に買い込んでしまっていませんか? また、「3つで○○円」や「期間限定」などの言葉に弱いのもこのパターンの人です。
購入する前に、本当に今必要なものかどうか、よく考えてみましょう。
「考えている間に売り切れたらどうしよう!」と焦る人もいると思いますが、もし売り切れてしまった場合には、「ご縁がなかったんだ」と割り切ることも大切です。
(4)そもそも固定費が高い
「無駄な買物はしていないのに、毎月お金が手元に残らない」という人は、固定費が高い可能性があります。
家賃や光熱費、スマホ料金の見直しをすることで、貯金に回せるお金が出てくるかもしれませんよ。
(5)誘われると断れない
職場の飲み会や、友人からの遊びのお誘い。断れずに仕方なく参加していませんか?
人間関係は大切ですが、金銭的に厳しい時や、自分の気持ちが乗らない時もあります。
そんな時は無理して参加せず、参加したとしても二次会は断る、タクシーを使わずに済むよう終電前に必ず帰るなど、自分のルールを決めるといいでしょう。